広報やおつ 平成30年4月号
6/28

広報やおつ No.5696教育の窓「つながる広がる錦津小」~ふるさとを誇り、愛する心を育てる~錦津小学校シリーズ 教育の窓No.74八百津ならではの活動をしました。篠島小の子どもたちは、杉原記念館での研修において杉原氏の人道精神にふれ、深く感動していました。5年生の子どもたちは、この交流を今からとても楽しみにしています。篠島小学校と関わる活動は、ふるさとを誇りに思う気持ちを育てることにつながっています。錦津小学校は、今年で創立144年と長い歴史をもった学校です。平成30年度の児童数は104名、PTA会員数は79世帯です。今回は、本校で大切にしている、特色ある活動のいくつかを紹介します。錦津小学校と愛知県篠島小学校は、愛知用水の始点と終点とを結ぶ縁で、平成8年度から交流しており、今年度で23回目を迎えます。6月の終わりに、5年生児童が篠島を訪問し、「海の体験」をします。昨年度は、魚のつかみ取り・砂浜大運動会・きもだめし・島散策・ウキウキフィッシングで、普段できない海での活動を楽しみました。そして、9月には篠島小の5年生の子どもたちが八百津を訪れ、本町の特色ある活動を体験します。昨年度は、艇庫でのカヌー体験・ダムカレー作り・丸山ダム見学・杉原千畝記念館見学・マイ箸作りなど、毎年5月、敷地内にある約5aの茶畑を利用し、保護者、祖父母、地域の方と一緒にお茶摘みをします。錦津小のお茶摘みは、50年以上続く伝統です。児童は地域のおじいさんやおばあさんに教えてもらいながら、みんなで夢中になって「一芯三葉」で新芽を摘みます。お茶畑には「茶摘み」の音楽が流れ、新茶のよい香りがただよい、温かい雰囲気に包まれます。昨年は、27㎏もの茶葉を収穫しました。その後、6年生が祖父母や地域の方々と「茶もみ」「ほうろ作業」を行います。そこで、茶話会を行い、祖父母の方の小さかった頃の話を聞き、今の生活と比較しながら、錦津小のPTA活動の1つに、「親子ふれあいデー」があります。これは、PTAが主催し、企画・運営する活動です。昨年度は、子どもVS保護者で、ドッジビーやドッジボール対決をしました。どの学年の保護者チームも子どもチームも、チームワークよく、学年が上がるにつれて、保護者が投げるボールのスピードも速くなり、真剣勝負が繰り広げられました。保護者の感想を紹介します。「家に帰ってからも『大人チームを全滅させた!』とうれしそうに話す息子に、『来年は負けないよ』と宣言。親子でドッジの話題で盛り上がりました。楽しく良い思い出になりました」毎年すてきなふれあいの機会となっています。このように錦津小では、人とのふれあいや地域での体験活動を通して、「ふるさと八百津を愛する豊かな心を育てる」教育を大切にしています。1 篠島小学校との交流2 お茶摘み3 親子ふれあい活動その時代の良さや苦労を感じ取ります。乾燥して出来上がったお茶は、子どもたちの家庭やお世話になっている地域の方々にプレゼント。錦津小学校のお茶は、子どもたちと地域の方々をつなぐ大切な宝物なのです。また「地域を知る」上で、貴重な体験の場であると考えています。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です