広報やおつ 平成30年5月号
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広報やおつ No.5703 昨年の文化祭の様子です。 文化祭は、毎年11月の第1土・日曜日に開催され、文化協会会員のみなさんにとって、日ごろの活動を発表する貴重な機会となっています。 花展・茶席を行う茶華道部、作品展示を行う展示部、芸能発表を行う芸能部に分かれ、多くのお客さまの目を楽しませると同時に、お客さまの笑顔は、会員のみなさん自身の生きがいとなっています。 また、昨年からは御嵩町との文化交流も始めたそうです。芸能発表の場で、お互いに出演しあい、さらに多くの発表の場を得ています。 新しいことにチャレンジし、好奇心のアンテナを広げ続ける姿勢が大切なのだと感じました。ここで、驚くべき若々しさの市岡みつ子さん(下石原)をご紹介します。市岡さんは今年でなんと89歳!民踊の先生をしていらっしゃいます。八百津で生まれ育ち、物心つく前から、踊りは生活の一部となっていました。「父も母も芸事が好きで、小さい頃から踊りを習っていたの。40代半ばだった昭和50年に師範のお免状をもらって、本格的に教えるように。その頃は民踊はとても人気があったから、週に6日、多い日は朝・昼・晩の1日3回、教室を開いていてね。家族が理解して応援してくれていたからできたのだけど」80年以上も踊りを続けてきた市岡さん。髪を結い、着物姿の背筋がまっすぐ伸びて、凜としたたたずまいが、とてもすてきです。今も現役で、豊浄翠会、民踊研究会、翠会、公民館講座など、多くの教室で指導を続けてみえます。「民踊研究会では、八百津町の民踊を伝承する活動をしています。八百津民謡、蘇水峡音頭、久田見小唄、潮南音頭など、今では消えかけている地元の文化を、後の世代の方に受け継いでほしいと願っています。残念ながら、踊り手さんも高齢化して、減ってきてしまっています。今は、盆踊りもすっかり少なくなってしまったし。若い方にも、ふるさとの踊りをとおして、八百津町の文化を伝えていきたい」八百津の民踊も披露される、発表会「豊可茂おさらい会」は5月27日(日)午後1時30分から、ファミリーセンター大ホールで行われます。ぜひご観覧ください。また、八百津町文化協会では、新会員、新加入団体を随時募集しています。興味のある方は、八百津町教育委員会(☎43-0390)までお気軽にお問い合わせください。節ごとに写真を撮り、記録することも。モデルは若き日の市岡さん。貴重な資料も、大切に保管しています。

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