広報やおつ 平成30年9月号
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広報やおつ No.57324週間の体当たりリポートごみ、減らしてみました。7月のある木曜日、夕方帰宅した私は、部屋のなかの異臭に気づきました。においの元はキッチンのごみ箱!生ごみが悪臭を放っていたのです。しかし、ごみの収集日は金曜日。明日の朝まで我慢しなくてはいけません。昨年までは、消臭剤でごまかしながらすごしてきましたが、もう、うんざり!今年こそはこの悪臭に別れを告げ、さわやかな我が家を取り戻す、と決心しました。我が家は、会社員の夫と2人暮らし。以前から、週に2回のごみの日には、半分も入っていない、すかすかのごみ袋を出していました。これも、生ごみを捨てるためです。「生ごみさえなければ、ごみ捨ての頻度を減らせるのでは・・・」一般的に、家庭から出る可燃ごみのうち4割以上を生ごみが占めると言われています。そこで、生ごみ処理機の購入を検討しました。何度も家族会議を重ね、畑のない我が家は、堆肥を作るコンポストではなく、電気式生ごみ処理機を購入することにしました。町の購入費補助制度を利用すれば、2万円もの補助金がもらえるという点も、大きな決め手となりました。さっそく、その日に出た423gの生ごみを処理したところ、処理後はからからに乾いて47gになっていました。(89%の減量!)庭に埋めることにしたので、423gのごみを削減できたことになり 八百津町で排出される家庭ごみが処理される、ささゆりクリーンパークを見学してきました。 近くのごみ集積場に出されたごみは、収集車でこの施設に運ばれます。ごみピットに入れられた可燃ごみは、焼却炉で燃やし、灰になります。 出た灰は、さらにプラズマ式溶融炉によって1350度以上の高温で溶かされます。これを急冷して固めたものは、「スラグ」と呼ばれています。砂状で、ガラスによく似た性質を持ち、においもな昨年度、家庭から排出された可燃ごみは、1120㌧あり、ささゆりクリーンパークで焼却処分されました。この処分のための町の負担金は、5435万円です。このうち、ごみ処理手数料(ごみ袋販売代金)として1661万円をごみを出した方に負担していただき、残りの3774万円をみなさんの税金で負担しています。町民のみなさんに大きな負担をしていただいていることから、ごみの減量化をすすめるために、生ごみ処理機の購入助成や容器包装その他プラの回収、拠点(資源)回収、エコステーションの開設を行っています。また、ひまわりクリーンセンターや大型商業施設では資源リサイクルが行われています。ごみの減量は、町民みなさんのちょっとした努力で大きな成果が生まれます。ごみが減ることで、ごみ処理費が減るだけでなく、焼却によって排出されるCO2が抑制され、地球温暖化防止にも繋がります。正しく分別して資源リサイクルにご協力ください。水道環境課 環境衛生係 山田ささゆりクリーンパーク外観。ごみの匂いは全く感じませんでした。

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