広報やおつ 平成30年9月号
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広報やおつ No.5737広報やおつ No.5737八百津東部中学校3年佐藤彩さんは、「事前研修を通じて、必要な知識や技術が身についたのを実感しています。今では『八百津町の代表だ』と、誇りを持って言えるようになりました。研修に参加する全員が、常に、この誇りを持って行動します。私たちを支えてくださる吉田茂さん、八百津町のみなさん、保護者のみなさん、そして受け入れてくださるカウナスの方々への感謝の気持ちを忘れず、必ず無事に成長して帰ってきます。日本から見守っていてください」と語りかけました。研修先では、多くのことを体験し、学びました。リトアニア・カウナスでは、初めてのホームステイを体験。日本語が通じない環境で日本と異なる文化にふれ、たくさんの刺激を受けました。カウナスの美しい町並みを眺めながら、この場所で杉原氏が命のビザを発行したという歴史的事実をかみしめ、郷土の偉人に想いを馳せました。ポーランドのアウシュビッツ強制収容所では、日本人で唯一の公式現地ガイド・中谷剛さんに出会いました。「人道学習で事前にホロコーストのことを今年も8月6日(月)から15日(水)までの10日間、町内の中学生を対象に、リトアニア・ポーランドへ海外派遣研修を実施しました。この事業は「吉田茂国際交流基金」を活用し、現地での研修やホームステイをとおして、みずみずしい感性をもつ中学生に、広い視野と豊かな国際感覚を身につけてほしいという願いから行われています。杉原千畝氏が外交官として赴任し、八百津町とも縁が深いリトアニアと、ホロコースト(ユダヤ人の大量虐殺)が行われたポーランドの2国を訪れ、どのように感じ、成長してきたのでしょうか。出発を11日後に控えた7月26日(木)、海外研修に参加するみなさんの結団式が行われました。参加者それぞれが抱いている想いを発表し、研修に対する決意を改めて胸に刻み込みました。学んだけれど、実際に行われた場所に立ち、その空気を吸うと、ユダヤの人たちの苦しみが重く感じられて、心臓がどきどきしました」と話す子もいました。八百津中学校3年田中桜子さんは、帰国後、解団式のあいさつで、「アウシュビッツに行き、人種が違っても、平和を願う心があれば、世界は少しずつ平和になっていくと感じました。まずは、今、自分が感じていることを、家族や友だちに伝えることが、この研修を未来につなげる第一歩になると思います。この研修を支えてくれた方々に、感謝の気持ちを忘れることなく、感じ、体験し、考えたことを、これからの日常生活でも生かしていきます」と決意しました。これからは、この研修で学んだこと、感じたことを、自分の言葉で、まわりの人たちに伝えていくことが、世界を平和にするための自分たちの使命だと、子どもたちは言います。今後の活躍が楽しみです。研修参加者の感想は、広報やおつ10月号に掲載予定です。お楽しみに!平成30年度 八百津町中学生海外派遣研修

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