広報やおつ 平成30年10月号
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広報やおつ No.5742町道伽藍新田線町道亀ヶ谷線ライフラインの寸断・・・その時、どんな備えが必要ですか?特に被害の多かった福地地区にお住まいの方々から、お話を聞かせていただきました。便利すぎて不便になった?「停電が続いて、一番不便に感じたのは、電話が通じなくなったこと。携帯もつながらなくなったので、家族との連絡が取れず、とても心配をかけました」「前は携帯なんてなかったから、連絡が取れなくても不便に思わなかったのに、便利に慣れてしまって、逆に不便を感じるのかしら」近所の方の無事を確認するために、自宅を訪問してまわったという方もみえました。地域のつながりがあるからこそ同じ自治会の人の家族全員の顔が分かるのが、福地の良さ。普段から近所同士、声をかけあって暮らしているから、誰が一人暮らしで、誰が足が不自由で・・・といった情報は自然と耳に入ってくるそうです。「近所のおばあちゃんに声をかけたら、水がほしいって言っていたから、家まで運んであげたのよ」「手を貸したくても、なかなか言い出しにくい時もあります。もっと自治会単位で役割を分担して、助け合うシステムができるといいわね」9月4日(火)、非常に強い勢力の台風21号が八百津町を襲いました。最寄りの恵那観測所で観測された最大瞬間風速は22.6m/s。八百津町でも、最大瞬間風速20m/s以上の非常に強い風が吹きました。大人でもまっすぐ立っていられないほどの強い風です。子どもならば飛ばされてしまうかもしれません。幸いなことにけが人は報告されませんでしたが、この風で看板が倒れたり、トタンがはがれたり、木が倒れたり、町内でも多くの被害が発生しました。久田見・潮見・福地・上吉田・八百津の一部では、倒木によって電線が切れてしまい、約1200戸が停電に見舞われました。長いところでは、停電が4日間も続いたのです。そして、潮南浄水場・久田見浄水場ともに停電となったことから、その後一部断水も起こってしまいました。また、携帯電話の基地局にも電源が供給されなくなり、携帯電話が不通となりました。電気・水・通信・・・言葉のとおり人々の生活を支えるライフラインが途絶えてしまったのです。多くの方が大変な不便を感じたことでしょう。

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