広報やおつ 平成30年10月号
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広報やおつ No.5746教育の窓人道精神を育みながら地域との絆を深める八百津東部中学校シリーズ 教育の窓No.781.ワセダ・ヒューマニティ・コンサート2.人道学習を通して、関わりの輪を広げる1年生は、宿泊研修の第1日目に、杉原千畝記念館を訪問しました。また、昨年度から杉原千畝氏に縁のある名古屋市立平和小学校を訪問しています。平和小学校にある「千畝チャイム」を見学し、校内にある杉原千畝コーナーで、杉原千畝氏についての学びを深めました。2年生は、昨年度から「敦賀ムゼウム」と「敦賀市立角鹿中学校」を訪問しています。敦賀市は、杉原千畝氏の命のビザにより救われたユダヤ人が上陸した港があることでも知られています。角鹿中学校では、両校の学習の成果を交流しました。3年生は、早稲田大学のキャンパス内を見学しました。平和の尊さを発信するために活動している『千畝ブリッジングプロジェクト』の方々との交流を通して、杉原千畝氏の生き方についての学びを深めました。3.八百津東部中オリジナルせんべい昨年度の体育祭で、生徒のオリジナルデザインによる「八百津せんべい」をお披露目しました。本校生徒会が大切にしている「四本柱」のひとつである「合唱」にちなみ、五線譜と音符が描かれたせんべいです。このせんべいは、本校の駅伝大会や合唱祭などの際、応援をしてくださる方々に配布しています。地域と学校をつなぐ大切な役割を果たしてくれるせんべいとなっています。さらに、本校の人道学習の歩みを英語でのスピーチも加えながら、早稲田大学のみなさんにしっかりと伝えることもできました。八百津東部中学校では「命のビザ」で知られる八百津町ゆかりの外交官、杉原千畝氏の生き方から学んだ人道精神を、日常生活や地域の方々との交流に生かしていこうと取り組んでいます。左上の写真は、9月1日(土)、ファミリーセンターで開催された、早稲田大学混声合唱団による特別演奏会「ワセダヒューマニティコンサート」出演後に撮影されたものです。杉原千畝氏も学んだ早稲田大学は、3年生が東京研修で訪問するなど、本校とつながりの深い大学です。本校はこのすばらしいステージで、出演の機会をいただきました。 第1部では、3年生による合唱「Hey和」と全校合唱「結―ゆい―」を披露しました。第3部では、本校の子どもたちと早稲田大学混声合唱団と「群青」で共演しました。この曲は東日本大震災以降に「復興支援ソング」としてつくられた曲です。コンサートの前日、早稲田大学の指揮者・佐藤さんから「自分に身近で大切な人のことを思って歌うだけで合唱が変わる」というアドバイスを受けました。コンサート当日は、東部中の子どもたち、早稲田大学のみなさんの心が一つになった美しいハーモニーが会場に響き渡りました。アンコールでは、全員で両校の校歌を披露し、コンサートの幕を閉じました。ご来場のみなさまにも素敵な時間をプレゼントできたことと思います。ワセダヒューマニティコンサート’18

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