広報やおつ 平成31年1月号
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広報やおつ No.5776消防団シリーズ防災安全 特別編1月6日(日)、新春の晴天の下、今年も八百津町消防出初式が開催されました。出初式は、江戸時代からある日本の伝統文化。今でも新春行事のひとつとして行われています。今年の出初式は、消防団員265人が参加し、優良消防団員表彰や市中行進、一斉放水などが行われました。出初式は、地域のみなさんが消防活動を知ることで、火災予防意識をより高めていただくことを目的としています。  今回はシリーズ防災特別編として、地域を守る身近な存在である、消防団についてお話しします。昨年は7月の豪雨災害や、台風21号、北海道胆振東部地震など、全国各地で地震や風水害が多発しました。こうした状況のなかで、もしもの時に頼りになる、地域に密着した防災組織の必要性はさらに高まっています。《消防団とは》消防団は、各市町村に設置された機関で、消防署と連携を図りながら消火活動や防火啓発活動など行っています。地域の方がボランティアで参加し、災害時などに地域のために活動しています。そして、地域に密着し、町民のみなさんの安心・安全を守るという重要な役割を担っています。昨年9月に発生した台風21号では、町内においても、多くの世帯で断線による停電や断水が起こり、大きな被害を受けました。福地地区では、第5分団が巡回し、安否確認や水の配布を行いました。多くの方が、心強く感じたことでしょう。しかし、全国の消防団員数は年々減少傾向にあります。そして、八百津町においても毎年新入団員の確保に苦慮しているのが現実です。《活動内容》団員は、本業としての仕事をもちながら活動しています。火災発生時の消火活動、災害時の警戒、行方不明者の捜索など、消防団長の招集命令に応じて出動します。また、春と秋の火災予防週間期間中や年末に行われる夜警も、火災予防を啓発するための大切な活動です。普段は緊急時に備えた訓練や点検を行うほか、実際の災害を想定した夏季訓練や、花火大会の警備、防災訓練での指導、産業文化祭での消防団PR活動など、その活動は多岐にわたります。平成31年消防出初式の様子

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