広報やおつ 平成31年1月号
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広報やおつ No.5779教育の窓夢があるから強くなる夢・志を育む「夢の教室」八百津町教育委員会シリーズ 教育の窓No.81かけにしてほしいという願いから、小学5年生を対象に開催されました。そして、今年度はさらに、より具体的に将来をイメージする機会にしてほしいとの願いから中学2年生も対象に加え、町内全ての小中学校で開催することとなりました。「自分の持った夢が一番。夢には順位はないんだよ」ある夢先生の言葉に、子どもたちは、仲間の前で、思い描いた『夢』を発表しました。普段、人前での発表が苦手な子も、思い切って口に出した『夢』。発表後の子どもたちは、少し誇らしげな笑顔を覗かせました。○町内全校での実施11月27日(火)から30日(金)にかけ、町内全校の小学5年生と中学2年生を対象として「夢の教室」が開催されました。この教室は、子どもたちが、夢をもつことの素晴らしさ、夢に向かって努力することの大切さ、仲間と協力することの大切さを学ぶ、まさに『夢』の教室です。町主催で、様々な競技のトッププロスポーツ選手を「夢先生」として学校にお招きし、ゲームの時間と自らの体験談から「夢」について語るトークの時間を設けます。昨年度は、将来について考えるきっ○ゲーム交流で学んだこと小学校では、元フェンシングオリンピック代表選手の池田めぐみさんが夢先生として各学校を訪れました。前半のゲームの時間では、体育館で子どもたちと一緒に体を動かしました。子どもたちは、クラス全員でゲームをクリアするためにはどうしたらいいのか、話し合って作戦を練りました。そして、声をかけ合い、力を合わせてゲームをクリアしていきました。このゲームをとおして、力を合わせて目標を達成することを体感し、「仲間と協力することの大切さ」を学びました。どの学校、クラスでも全員が一つになって取り組む姿がみられ、充実した時間となりました。ゲーム交流の後、夢先生は教壇に立ち、夢をもち続けることにより幾度もの困難を乗り越えてきた経験をとおして、夢をもつことの素晴らしさ、目標に向かって努力することの大切さを子どもたちに伝えました。池田さんは、小学5年生の時にいじめにあったことを打ち明けてくれました。そして、いじめた子に対して嫌悪感を持った経験から、「誰かに嫌われるような人には決してならないで!」と強く語りかけました。また、つらい時に夢が心の支えになった思い出を語り、さらに「友達の夢も支えられるようになってほしい」というメッセージを伝えました。元陸上長距離選手の湯田友美さんは、けがで目標を見失いかけたとき、駅伝の仲間に支えられて前を向くことができたことを話されました。そして、「あきらめないで、本気でチャレンジして、自分の好きなことを見つけてほしい」と語りかけました。元バレーボール選手の田中聖美さんは、人生で岐路に立ったとき、なりたい自分になるという強い決意を持てば、夢に向かって進んでいくことができるという熱い思いを、子どもたちに分かりやすく伝えてくれました。○夢先生からの語りかけ○ 保育士になり、子どもたちのために一生懸命になれる人になりたい。○ 多くの人に感動を与えられるようなサッカー選手になりたい。○ 執行委員長になって、自ら全校の手本となり、学校のために動ける人になりたい。○ 野球選手になって、メジャーリーグで活躍し、みんなに夢を与えたい。「自分の夢は?」と問われた子どもたちは、それぞれが『夢』を堂々と発表できました。発表できなかった子どもたちも、それぞれが自分の夢を明確にし、将来に向けて一歩を踏み出すための大変貴重な「夢の教室」となりました。○夢に向かって

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