広報やおつ 令和元年5月号
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3広報やおつ No.580②菌を増やさない細菌の多くは、高温多湿な環境を好みますが、10℃以下では増殖がゆっくりになります。食べ物に付いた菌を増やさないために、冷蔵庫の中など、低温で保存することが重要です。③菌をやっつけるほとんどの細菌やウイルスは、加熱によって死滅します。肉や魚なども、中までしっかり加熱すれば安心です。家庭での食中毒の予防は、食品を購入してから、調理して、食べるまでに、「つけない・増やさない・やっつける」の3原則を、どれだけ守れるかにかかっています。次の6つのポイントに、注意しましょう。❶買い物・消費期限はしっかりチェック!・肉や魚などの生鮮食品は最後に買う・寄り道をしないですぐ帰る❷保存・要冷蔵・要冷凍のものは、持ち帰ったらすぐ冷蔵庫・冷凍庫に入れる・肉や魚から出た汁が、他の食材にかからないようにする❸下準備・冷凍食品は電子レンジで解凍し、自然解凍は避ける・使用後のふきん・タオルは煮沸消毒し、しっかり乾燥させる・生肉や魚を切ったまな板・包丁は熱湯をかけて殺菌する❹調理・肉や魚は、十分に加熱する (中心部を75℃で1分間以上の加熱が目安)❺食事・食べる前にはせっけんで手を洗う・作った食事は長時間室温に放置しない❻残った食品・清潔な容器に保存する・温め直すときも十分加熱する・ちょっとでもあやしいと思ったら捨てる重篤化すると、命にも危険が及ぶところが、食中毒の怖いところ。小さなお子さんや高齢の方は、免疫機能が低く、特に注意が必要です。「これくらいなら…」という油断は捨てましょう。安全に、おいしく食事をとることが、健康への大切な一歩です。

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