広報やおつ 令和元年7月号
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4広報やおつ No.582可茂消防からのお知らせ風水害発生時の対応風水害は、地震と違って、気象情報や前ぶれなどにより、ある程度の予測が可能です。しかし、近年増えている局地的な集中豪雨などは、予測も難しく、短い時間で大きな被害が出るため、私たち自身がすばやく判断して行動しなければいけません。日ごろから、風水害への備えを心がけましょう。早め早めの対応を気象情報をよく聞き、早め早めに対応しましょう。雨足や風が強くなってからでは、間に合いません。〇断水や停電に備え、水、食料、懐中電灯、ラジオなどを準備する〇避難に備え、非常持出品を点検する〇家の周りの物を取り込む、または固定する〇アンテナの補強、瓦やトタンのはずれなどを点検する〇窓や戸など必要なところは補強する〇側溝に泥やごみが詰まっていないか確認する〇床上浸水に備え、家財を移動する〇むやみに外出しない〇テレビやラジオの気象情報をよく聞く可茂消防事務組合 八百津出張所☎43-0476ら自主返納」と一律に決めるのも違うと思う。高齢者ドライバーが話題になっている今、免許返納を話題にしているだけではいけないと私は思う。そして、免許返納を運転する本人や家族だけの問題にしてはいけないと思う。高齢化が進む日本だからこそ、日本全体で考えていくべき問題なのではないだろうか。返納した後の高齢者の生活を考え、交通機関を充実させたり、ネットショッピングなどの活用方法を広げたりするなど、免許を返納しやすい環境作りを社会全体で進めていくべきだ。「事故を起こしてやろう。」と思って運転している人はいない。もちろん、高齢者が運転することも悪いことではない。しかし、高齢者ドライバーによる悲しい事故があったことを忘れないで欲しい。私は、免許返納には賛成だ。だからこそ言いたい。自主返納はかっこわるいことじゃない。返納が誰かの命を守ることに繋がるかもしれない。だからこそ今、私はこの問題について向きあい、しっかり考えていきたい。たおおかげで事故には至らなかった。でも、怖くて声が出なかったことを覚えている。そして、「事故はいつでも起こりうることだ。」とこの問題に対して身近なこととして恐ろしく感じた。私の身の回りにも九十歳を超えて運転している人がいる。高齢者による運転は怖いから、やめた方が良いと私は思う。でも、高齢者になったときに車を使えなかったら、移動手段は限られてしまう。バスや電車などが通っていたり、近くにお店があったりすればいい。でも日本中全てが都会のように充実しているわけではない。この八百津町で免許をなくしたら、買い物にはどうやって行くのだろう。電車は通っていないし、バスも一日に数本しか出ていない。だからといって自転車を使うのも怖い。今、自主返納に対して自治体ごとに特典をつけている。岐阜県では、公共交通機関の運賃の割引サービスなどを行っている。しかし、これが対策として十分なのだろうか?また、自主返納という言葉で、その決断を高齢者に対して迫るのもどうなのかと思う。今まで、自分のことはあたりまえに自分でやってきた人が、免許を返納するということは誰かに頼ることが増えることになる。それがかっこわるいと思う人もいると思う。さらに、なんでも自分でできていたからこそ、免許を返納するということは自分が老いたことを認めることになり、自分のプライドから許せない人もいると思う。だからといって「定年退職した少年の主張大会 最優秀賞受賞「高齢者ドライバー」八百津中学校三年 三好 伊咲皆さんはこのニュースを覚えているだろうか。四月十九日、東京で八十代の男性が車を運転していて歩行者を跳ねてしまった。事故現場にブレーキ痕はなく、車はスピードを落とすことなく走り続け、ゴミ収集車に衝突してやっと止まった。この事故で九名以上の人がケガをするとともに、三十代の母親と二歳の女の子の尊い命が失われてしまった。「まだこれから家族でたのしいことがあっただろうに……。」ビデオ通話で直前まで話をしていたという父親のことを考えたら胸が苦しくなった。でも、このときはまだ、「高齢者ドライバーによる事故か」という程度にしか思わなかった。しかし、このニュースの後、高齢者ドライバーによる交通事故のニュースをたくさん聞くようになり、「本当にこのまま高齢者が運転することがあっていいのか。」「免許返納というけれど、じゃあ、いったいいくつから返納すべきなのか?」「定年を過ぎたらもうダメなのか。」と深く考えるようになった。そんなとき、今度は私自身がこんな体験をすることになった。車で買い物に行く途中、対向車線から別の車が猛スピードで蛇行しながら近づいてきたのだ。運転手は高齢者だった。幸い、運転していた母がうまくかわしてくれ

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