広報やおつ 令和元年9月号
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6広報やおつ No.583〇全員参加コンサートの当日は夏休み中の土曜日。家庭の都合などで全員が参加することはできませんでした。しかし、このステージに何らかの形で参加できないかと、知恵を出し合いました。そして、「OMOIYARIの歌」を手話付きで合唱している動画を事前に撮影することにしました。その動画は、当日の発表で背景として映していただき、全員が参加することができました。10分ほどの短いステージ発表でしたが、子どもたちは心を込めて取り組みました。八百津町の代表にふさわしく、しかも八百津小の人道教育の取り組みが伝わるようにと、一人ひとりが自覚を持つことができたと実感しています。後日、合唱を聞いた他県のお客さまが涙を流されていたという話を聞きました。子どもたちの気持ちが確かに伝わったのだと感じています。八百津小学校では、これからも人道の心を育てられるような教育活動を進めていきます。にとって大切な一曲になり、行事などで歌ってきました。1年から6年生までみんなが歌える曲です。また、中学年以上は、手話を交えて歌うこともできます。「君が明日と呼ぶものを」は杉原氏を題材にした人道創作劇『イェフダーと七つの灯』のエンディングで歌っている曲です。「めぐりゆくもの」をテーマに命や思いやりの心の大切さを歌っています。この曲も人道精神を表すものとして、劇とともに、本校の財産になっています。〇子どもたちの学校紹介当日は、町内の方だけでなく、リトアニアからのお客様を始め、国内外から様々な方がいらっしゃいました。本校のことを知らない方、日本語が分からない方に、少しでも八百津小のことを知ってほしいという思いを持ちました。そこで、日本語の紹介に合わせて、英語でも紹介することを決め、練習しました。人道の根本は、「他者意識」です。語りが一方的にならないように、聞き手を意識し、工夫しました。出演依頼をいただいてから、杉原千畝氏の顕彰事業である『杉原ウィーク』のコンサートにふさわしく、本校にとっても意味のある内容を考え、取り組んできました。〇発表する合唱曲発表する歌は、八百津小が大切にしている「OMOIYARIの歌」「君が明日と呼ぶものを」の2曲に決定しました。「OMOIYARIの歌」は平成27年度・29年度に開催した、歌手・藤田恵美さんのコンサートの中の1曲です。歌詞の内容、やさしいメロディが本校の人道教育にぴったりだと感じました。それ以来八百津小学校「夢と志の芽を育む~人道教育を核にして~」これは、八百津小学校の教育目標です。子どもたちは、「人道」を合い言葉に、「自分を大切にするのと同じように、周りの人も大切にしていく」という思いを胸に、いろいろな活動に取り組んでいます。7月28日㈰、杉原ウィークのイベント『スクティニスコンサート』のオープニングでは、本校5・6年生が歌を披露する機会をいただきました。次の英文は、その時発表した学校紹介・曲紹介の一部です。No.86シリーズ 教育の窓人道教育~杉原ウィーク 2019コンサート出演~八百津小学校教育の窓We are the fifth and sixth grade students of Yaotsu Elementary School.Thank you for inviting us to such a nice event today. We are happy to sing in this concert. At school, we study about Mr.Chiune Sugihara. We treasure kindness and humanity spirit. We perform a play of Mr. Chiune Sugihara every year.(後略)(訳)私たちは八百津小学校の5・6年生です。本日はこの様なすばらしい行事に招待していただきありがとうございます。このコンサートで合唱ができてうれしいです。学校では杉原千畝さんについて学び、思いやりや人道精神を誇りに思っています。毎年、杉原千畝さんを題材にした創作劇を発表しています。

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