広報やおつ 令和元年10月号
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20広報やおつ No.584愛知用水が結んだ友情 錦津小篠島交流篠島小学校の5年生17名が、錦津小学校を訪れ、交流学習が行われました。愛知用水の起点と終点を結ぶ縁で始まり、今年で24回目の開催となります。お互い地域で2日ずつ交流し、学習・体験をとおして友情を育みました。6月の篠島での交流から2ヶ月ぶりの再会です。ダムや杉原千畝記念館の見学、マリンスポーツ体験、キャンドルサービス、箸作り体験など多彩なプログラムを一緒に経験。両校の絆は固く結ばれました。記念館見学では、杉原氏の功績を一緒に学びました。氏の偉業について篠島小の子どもたちに誇らしげに説明をする姿も見られました。マリンスポーツ体験では、カヌー、サップボードなどを楽しみました。篠島小の子どもたちはカヌー初体験の子が多く緊張した様子でしたが、事前に練習していた錦津小の子どもたちが優しく声をかけ、アドバイスする姿も。木曽川に子どもたちの明るい笑い声が響いていました。篠島から来た子どもたちは、「八百津町が大好きになりました。また家族と一緒に来たいです。一緒にカヌーに乗ったことは忘れません。また篠島にも来てほしい」と笑顔いっぱいに語りました。白拍子語りの幽玄な雰囲気と琵琶の重厚な響きが相まって、物語の世界へと一気に引き込まれている様子でした。また、演奏会の前には、中部学院大学講師の三木秀生先生による「とっても楽しい平家物語」講演も行われ、55名が参加しました。演題のとおり、大変楽しい語り口で、難しいと敬遠されがちな古典をテーマとした講演会にも関わらず、会場は笑い声であふれました。講演会の参加者は「三木先生の解説で、登場人物たちに人情味を感じることができ、平家物語の世界への理解が深まりました」と満足げな表情を浮かべました。琵琶と白拍子でつづる 幽玄な平家物語の世界筑前琵琶演奏家・田たなかきょくせん中旭泉さん出演の筑前琵琶演奏会が開催されました。この催しは今年で13回目を迎え、とうしん地域振興協力基金の助成を受け、毎年9月の第一土曜日に開催されています。『琵琶と白拍子語りでつづる平家物語~第3章平家の女人~』と題した今回の演奏会。白拍子語りの井上由理子さんを迎え、戦乱の時代を生きた女性を題材にした『佛ほとけごぜん御前』『小こごう督』『重しげひら衡』の3曲が披露されました。県内外から訪れた200名を超えるお客さまは、月明かりの下、古典音楽の調べを楽しみました。9月5日(木)・6日(金)9月7日(土)

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