広報やおつ 令和元年12月号
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3広報やおつ No.58611月中旬、のびのびとした声が、静かな夜のまちに響きました。声の主は、八百津小学校1年生の纐纈太一くんです。太一くんは消防団が大好き。まだ保育園に通っていたときから、春・秋・年末の夜警で、町消防団黒瀬班の消防車に乗り、火災予防を呼びかけています。アナウンスもお手のもので、原稿もすっかり暗記しています。団員であるお父さんの姿にあこがれ、「大きくなったら消防団に入る」と少し恥ずかしそうに教えてくれました。12月26日㈭から30日㈫までの5日間実施される、年末夜警にも、もちろん参加するそうです。町民のみなさんが、年末を安心してすごし、笑顔で新年を迎えられるように、火災予防を呼びかけます。お近くの方は、太一くんの声に耳を澄ましてみてください。 「火災予防週間の   お知らせをします!」現役団員とその家族から話を聞きました。 地域社会の一員として1月12日㈰、今年も八百津町消防団出初式が開催されます。出初式は、江戸時代からある日本の伝統文化。今でも新春行事のひとつとして行われています。町では、地域のみなさんが消防活動を知ることで、火災予防意識をより高めていただくことを目的に開催します。ファミリーセンターでの式典の後、八百津小学校グラウンドで閲団・服装点検を行い、蘇水公園まで行進します。蘇水公園では、一斉放水も行われます。新年の訪れにふさわしく、清々しい光景です。みなさん、ぜひ会場へお越しください。八百津町消防団では、男女・年齢を問わず消防団員を募集しています!同じ地域に住む同世代の人たちと一緒に、自分の家族、自分の住む町を守りませんか?少しでも関心のある方は、お近くの消防団員か役場防災安全室までご連絡ください。○お問い合わせ先 防災安全室☎43-2111(内線2231・2232) 新春の恒例行事 出初式 あなたも消防団員に町外から引っ越してきて、早9年。初めは消防団に入るなんて考えは、全くありませんでした。それが変わったきっかけは、行方不明者の捜索に関する防災無線の放送を聞いたことでした。もし家族が同じ状況になったとしたら、消防団に助けてもらうことになると気づきました。消防団に入り、地域の安全を守る活動をすることは、自分の家族を守ることに繋がると思ったんです。今年で7年目、今は入団して本当に良かったと感じています。近所に同年代の仲間ができ、協力し合って、地域に奉仕することで、社会の一員としての役割を、少しは果たせていると思っています。夫が消防団に入ると聞いた時、30代からの入団、しかも周りに知り合いもいない状況で、大丈夫かなと、心配に思いました。消防団に入ったら、お酒を飲む機会が増えて困るとも思っていました。夜警や操法大会の練習の時期は帰りも遅く、正直に言うと、支える家族も大変です。でも、地域を守る活動に参加する夫のことを、立派だなと尊敬しています。

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