広報やおつ 令和元年12月号
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6広報やおつ No.586②お年寄りとの交流一人暮らしのお年寄りに、全校で花を届けたり、年賀状を書いたりする活動も行っています。学校の様子を伝え、メッセージを送るこの活動は、受け取られた方に大変喜んでいただいています。子どもたちは、小学校の6年間、毎年同じ方と交流します。それによって、より深く気持ちが通じ合っているようです。③「高原のこども」文集「高原の子ども」を毎年発行し、地域に配布しています。この文集は、今年度で六十九号を数え、永い歴史を持っています。親子三代にわたり保存している家庭もあるほどです。地域の方々は、子どもたちの書いた文章に目を細め、楽しそうに読んでみえます。3おわりに久田見小学校では、子どもたちに「自分とふるさとに自信と誇りを持つ子」に成長してほしいと願っています。たとえ将来ふるさとを離れても、臆することなく人と関わり、ふるさとのことを思える、そんな子どもの育成を目指します。○伝統を受け継ぎ、地域へ発信する活動①トランペット鼓隊久田見小学校の伝統、トランペット鼓隊は、今年度で48年目を迎えました。3年生以上が1年間、継続して練習を積んでいます。講師の先生のていねいで分かりやすい指導のもと、子どもたちは、めきめきと力をつけています。今年も、久田見地区運動会、八百津町産業文化祭などの行事で、演奏を披露しています。今年はリトアニア大統領歓迎セレモニーでも演奏させていただきました。来場された方からの大きな拍手は、子どもたちの自信と誇りに繋がっています。また、地域の方々の励ましが、子どもたちの励みになっています。地域のよさを実感します。「久田見ってすごい所なんだ!」と改めて知り、地域への愛着と誇りを持つことができています。このオリエンテーリングは、3年に一度、福地地区でも開催しています。子どもたちの笑顔や歓声が福地の方々にも届いています。○地域から学ぶ活動6年生は、地域の伝統行事である「久田見祭り」を、深く学びます。祭りに詳しい地域の方を講師に、祭りの歴史やだんじりの特徴、糸切りからくりのしくみについて話を聞きます。子どもたちにとって、小さな頃から参加してきたなじみ深い久田見祭り。そのすばらしさを再認識する場になっています。久田見祭りに欠かせない、おはやしの篠笛も、この授業で実際に作ります。子どもたちは、祭り本番で、自分で作った篠笛を演奏しています。1 はじめに久田見小学校では、「地域を愛し、地域に愛される学校」を目指し、積極的な教育活動を進めています。すべての子どもたちを地元の力で育てようとする地域性と少人数のよさを生かす、久田見小ならではの活動です。2ふるさと教育の充実○地域を学ぶ活動5月、久田見オリエンテーリングを行いました。4つのたて割りグループに分かれ、地域の工場やお寺、事業所を回ります。そこで聞いたお話や、体験したことは、子どもたちの宝物です。子どもたちは、この活動をとおし、教育の窓No.89シリーズ 教育の窓地域を愛し 地域に 愛される学校久田見小学校

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