広報やおつ 令和2年1月号
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3広報やおつ No.587エンディングでは、「きらりさくらを歌う会」も加わり、主題歌「千畝のふるさと」の大合唱で、朗読劇は幕を下ろしました。会場には、目元をハンカチで拭う方の姿も見られました。多くの方の胸に温かい感動を残し、人道の心が発信できました。「人道教育」は、町の教育のキーワードです。各学校では、その成果を発表する「ひびきあい集会」が開かれます。今年度新たに、町内全ての小中学校がお互いの学校の良いところを学び合う場として、「人道教育発表会」が開催されました。和知小では、八百津小から転校してきた仲間に教わって、八百津小で歌われている『OMOIYARIのうた』を、手話付きで歌っています。思いやりの大切さを教えてくれる曲が、学校の枠をこえて歌われていくのは、「人道のまち やおつ」ならではと言えるのではないでしょうか。また、このエピソードには、転校前の八百津小の子どもたちも「離れても、私たちが大切に歌っている曲を歌ってくれていると聞いてうれしい!」と感激した様子でした。思いやりの輪の中で、心優しい子どもたちが育まれます。12月14日㈯に開催された「人権講演会」では、人道創作朗読劇「千畝と幸子 命のビザ」が上演されました。この朗読劇は、平成28年の初演から、町の行事や学校で、何度も演じられてきました。命のビザを発行する杉原千畝氏の苦悩と決断が、妻の幸子さんの視点で描かれています。今回の出演者は、総勢28名。錦津地区のきらりの会を中心に、錦津小の4名の子どもたち、可児市の朗読グループ「夏の会」のメンバーと、多彩な顔ぶれです。何度も何度も練習を重ねてきました。八百津町はこれからも、世界平和に向け、人道精神を発信していきます。朗読と歌で伝える杉原千畝氏の尊い行い子どもたちの心に刻まれる思いやりのきもち

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