広報やおつ 令和2年6月号
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6広報やおつ No.591「お茶の葉」は、加工することによって飲み物となります。子どもたちは、その行程の体験をとおして、多くのことを学びます。きっと、身の回りの様々な物も、同じように多くの過程を経て物品や商品となることに思いをはせるはずです。また、お茶の葉はちょっとしたお礼・手土産としても活躍します。そんな時、「錦津小のお茶です」という誇らしい気持ちを抱いたり、「いつもありがとうございます」という感謝の気持ちを込めたりすることでしょう。お茶の葉一つからも、多くの広がりが期待できます。5 おわりにこの文面が町内のみなさまに届く頃には、「当たり前」に学校生活を送っている日々であることを願っています。5月25日現在、教職員は、「学校再開」に向けて準備をしているところです。「日常」だと思っていた学校生活は、今や『有り難いもの』、『かけがえのない日々』に、その姿を変えました。子どもたち一人ひとりにとって大切な学校生活が、安全安心で、充実したものとなるよう、真摯に教育活動を推進していきます。摘みをしました。例年であれば、子どもたちはもちろん、地域の方と一緒に大勢でお茶を摘みます。そして、昔のことを語っていただきながら、ほうろ作業をして、摘みたてのお茶を味わってきたのですが、今年はそうはいきません。残念に思いつつも、職員一同、あらためて地域とのつながりのすばらしさを実感する機会となりました。4 つながり そして 広がりお茶摘みの後は、摘みたての葉を蒸し、水分をホットプレートでとばし、手もみして、煎茶を淹れました。今年の新茶もおいしくいただきました。また、その様子を動画で保護者の方に配信しました。できあがったお茶は、後日、子どもたちの手に渡るよう、小分けする作業も行いました。「すごいね」「ありがとう」「がんばれ」「一緒に○○しよ(遊ぼ)」「ごめんね」など、『ぽかぽか言葉』でいっぱいの学校であれば、にこにこ笑顔のあふれる学校になります。そして、みんなが笑顔で学習や活動に取り組めば、おのずと力が付くことにつながると考えています。3 地域とのつながり総合的な学習の時間やクラブで取り組む「和太鼓」、愛知用水が結ぶ縁の「篠島交流」、どんど焼きの炭火で食べるお餅がおいしい「新年ふれあいの会」などなど…。錦津小の特色ある学習活動は、どれも地域との深いつながりがあってこそ、開催できています。世間の「コロナ禍」もどこ吹く風と言わんばかりに、学校の茶畑はいつもどおりに青々と芽吹きました。そこで、5月12日㈫、職員がお茶1 錦津小学校の教育目標本校校舎を見ると、大きく掲げられた教育目標が目に飛び込んできます。そして、この目標を達成するために、今年度も「つながり 広がるみんなの錦津小」を合言葉に、活動していきます。特に2つのつながり(絆)を大切に、教育活動を進めます。2 児童間の心をつなぐ児童会を中心に、「いつでも どこでも だれとでも」にこだわって、明るいあいさつの質を高めます。また、様々な活動や遊びの場面の中で、互いの良さを認め合う姿を大切にします。教育の窓No.94シリーズ 教育の窓つながり 広がるみんなの錦津小錦津小学校昨年のお茶摘みの様子

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