広報やおつ 令和2年7月号
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3広報やおつ No.592人は、睡眠中もたくさんの汗をかきます。寝起きは1杯の水を飲んで、失った水分を補給しましょう。さらに、しっかりと栄養を摂ることも大切です。トマトやきゅうりなど夏野菜には、体にこもった熱を内側から冷ます効果があります。また、汗と一緒に失われるミネラルも多く含んでいます。おいしく食べて、栄養補給しましょう。熱中症の症状が現れたら…体に異常を感じたら、すぐに涼しい場所で休みましょう。軽度であれば、休息と水分をとることで回復します。対処法は次のとおりです。○服やベルトを緩め、体を楽にして横になる○水分・塩分を補給する○扇風機やうちわで体を冷ます○氷やアイスパックで、頭や首、わきの下、足の付け根などを冷やすただし、次のような症状が出たら、迷わず救急車を呼んでください。○異常な発汗があり、真っ赤な顔をしている○意識がない、言動(様子)がおかしい、けいれんしている冷房中に窓を開けると、室温が上がってしまうので、設定温度をこまめに調節しましょう。また、すだれや遮光カーテンを利用し、直射日光を避ける工夫をするのも効果的です。君子危うきに近寄らず! 暑さを避けましょう外に出るのは、涼しい時間に限定するなど、とにかく暑さを避けましょう。○気温・湿度をいつも気にする○ゆったりとして風がとおる涼しい服を選ぶ○下着は吸水性・速乾性にすぐれた素材を選ぶ○日傘や帽子で直射日光を避ける○市販の冷却グッズを賢く利用する(特に太い血管が体の表面をとおっている首元を冷やすと効果的!)質の良い睡眠と食事で 暑さに負けない体づくり熱中症に負けない丈夫な体づくりは、普段の生活がカギとなります。質の良い睡眠をとって、体に疲れを残さないことは、夏バテを防ぐ重要なポイントです。マスク着用の新ルール「新しい生活様式」では、基本的な感染対策として、外出時のマスクの着用の徹底を呼びかけています。しかし、マスクの着用によって、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。屋外で、人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合は、マスクを外すようにしましょう。また、息苦しさを感じたときは、決して無理をせず、人との距離に注意しながら、マスクを外し、呼吸を整えましょう。マスク着用中は特に次のことに注意が必要です。○強い負荷の作業や運動は避ける○のどが渇いていなくても、こまめに水分補給する○汗をかいたときは塩分も適度に補給こまめな換気と エアコンの使用を室内にいるときは、エアコンや扇風機を活用しましょう。「新しい生活様式」では、感染予防のため、換気の確保が必要とされています。現在、新型コロナウイルスの到来により、多くの方に外出の自粛やマスクの着用などの配慮をしていただいています。しかし、汗をかくほど暑い中、家にこもったり、マスクを着用していると、熱中症を誘発する恐れがあります。そのため、ご自宅にいるときは、エアコンを使用し、快適な温度で過ごしてください。また、2m以内に人がいなければ、マスクを外すなど、コロナウイルスを警戒しながら、熱中症にも十分気を付けてください。可茂消防事務組合中消防署八百津出張所 救急救命士  佐合 航さん

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