広報やおつ 令和2年9月号
15/28

15広報やおつ No.593高校生・大学生の部愛  賞私が朝起きた時、遠い国で誰か一人がどこか深みへ落ちていく岐阜県立加茂高等学校2年 藤本陽希一歩だけ近くに寄った吐く息に乗るかなしみを預かるために青山学院大学2年 松本のぞみ心  賞ゆっくりと空に浮かぶシャボン玉戦争知らぬ息ばかりだな愛知県立津島高等学校2年 遊佐星空夕焼ける二番ホームに吾を残し最後の夏と快速は過ぐ青森県立八戸高等学校3年 谷地村昴勇 気 賞病床に痛み止め、パン、水、母の丸文字で書かれている「がんばれ」青山学院大学4年 秋葉翔太「平和とは」と検索をしてみたけれど指一つあれば消えてしまうもの愛知県立幸田高等学校2年 前原あおい佳  作何もないおもしろくないこんな日もきっと誰かが生きたかった日愛知県立津島高等学校2年 日野鈴蘭空見上げ君の笑顔を思い出すあなたは今日も笑っていますか?愛知県立小牧南高等学校1年 飯坂文海そこの君仮面を被って言うけれどそれを取っても言える事なの愛知県立杏和高等学校2年 横田優人曽祖母はお子様ランチの日の丸を眺めるときだけ十代になる茨城県立下館第一高等学校3年 遠藤朱潤当然に過ごした日々が幸せとニュース見ながら外を見つめた岐阜県立吉城高等学校1年 砂原遼介一般の部愛  賞引き揚げの記憶を語る母がいて我はこの世に生きているのだ三重県四日市市 宮川 潤ウイルスを戦争と呼べば戦争はこんなじゃないと遠い目をして神奈川県川崎市 久保田聡心  賞ケータイの黒い画面の指のあとたてよこたてよこコロナの日々に埼玉県朝霞市 山岸恵子ALSに斃れし友の野田ちゃんのポポーの若芽膨らみにけり静岡県浜松市 山田文好勇 気 賞「六ろくじゅう十歳になる息子が居るんですよ」わが子に母は笑顔で語る宮崎県日南市 近藤國法使いしは母の手縫いの肌襦袢半世紀経てマスクとなりたる岐阜県土岐市 川上貞子佳  作また明日と何気なく口にする僕は平和を知らずに平和に生きてる山口県下松市 松友しのぶちぎられた花は元には戻らない引きちぎられた思いも同じ三重県名張市 相川高宏夜明けにはひまわりの花咲くだろう祈りを空に響かせながら群馬県伊勢崎市 藤田恵里奈父の見るマカロニウエスタン銃ひびき降り来し階段ふたたびのぼる滋賀県湖南市 俵山友里二年分の薪をわりて征きしこと服部さんは三度も話しぬ愛知県新城市 大谷将夫学 校 賞八百津町立錦津小学校奨 励 賞静岡市立長田南中学校愛知県立津島高等学校八百津町内学校優秀賞友だちと会えなくなって気がついたえ顔をかわすことのよろこび八百津町立八百津小学校3年 小嶋惟月コロナ禍で休むひまないお医者さん看護師さんへ感謝のエール八百津町立和知小学校5年 細江百杏四十雀庭の巣箱で子育てを五羽の子供が飛び立った八百津町立錦津小学校6年 和田夏帆殺処分ぼくに何かができないか考えてみる命について八百津町立久田見小学校6年 池井戸俊祐父と行く自転車の旅楽しくて過ぎ去る景色心に残る八百津町立潮見小学校5年 柘植歩真丘の上静かな風にのっかって響くあの鐘平和を呼ぶよ八百津町立八百津中学校3年 纐纈悠以人々の記憶の中に生き続ける受け継がれてゆけ千畝の心八百津町立八百津中学校1年 吉田 心もうやめて知っているのに知らないふり自分の心に嘘をつくな八百津町立八百津東部中学校2年 各務伽名萌杉原千畝氏顕彰事業として、毎年開催してきた短歌大会も、今年で21回目を数えました。今年度は、国内外から2,247通の応募がありました。地域振興課 地域振興係☎43-2111(内線2252)問

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る