広報やおつ 令和2年12号
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6広報やおつ No.5963保護者のみなさんのサポート「やおリンピック」での保護者のみなさんの温かいサポートには、感謝でいっぱいです。例年、運動会前に全保護者で実施する環境整備作業は、PTA本部役員のみなさんの発案により、人数を少なくして実施しました。10月開催になったこともあり、今年度は2度実施していただきました。また、「やおリンピック」当日、保護者の参観は2名まで、指定の席から動かずに参観していただくことにしました。わが子の写真は撮りづらかったと思いますが、当たり前のように守ってくださいました。そして、声援の代わりに拍手を送り続ける姿に、心が温かくなりました。子どもたちにとっても大きな励みとなったことでしょう。4ピンチはチャンス「やおリンピック」をとおして、今まで当たり前だと思っていたことに感謝する心が育ち、知恵と集中力を発揮して問題解決する力を高めることができました。コロナ禍の今だからこその心の成長が見られ、高められた力を、これからの教育活動で大切にしていきます。【取組の工夫の一例】〇結団式はリモートで実施〇全校での練習回数、時間の削減〇入場門は作らず、座っている場所から移動〇競技終了後、必要に応じて高学年の係が手指消毒補助〇応援では声が出せない代わりに「手拍子」を工夫〇高学年演技では6年生が主体となって振付をアレンジ 制約が多いからこそ知恵を出し合い、集中して、よりよいものを創ろうとする子どもたち。その姿に頼もしさを感じました。このような姿は、日常生活を送る上で、次の点の向上にもつながりました。〇日常生活を大切にする〇思いやりの心で相手の目をみて(手話をつけて)あいさつする〇時間を守る〇友達や先生の話をよく聞くこのような取り組みの結果、「やおリンピック」当日は一人ひとりの笑顔が輝く、すばらしい会となりました。「子どもたちが思いっきり力を発揮できるように」との思いは、コロナ禍により白紙に戻ってしまいました。そして、これまでの「運動会」とは違った方法で行う「やおリンピックin和知小」の取り組みがスタートしました。2『パッテロースピリッツ』 あふれる頼もしい子どもたち和知小では「他者の笑顔のために頑張り(他者意識)、他者の笑顔を見ることを自らの喜びとする気持ち(自己有用感)」を「パッテロースピリッツ」と呼んでいます。これは、杉原千畝氏の人道精神にも通じる取り組みとして、大切にしています。「やおリンピックin和知小」の取り組みで、「制約が多いことへの不満」よりも「コロナ禍の中で開催できることへの喜び」を挙げ、職員とともに知恵を出し合いました。1やおリンピックin和知小昨年度の運動会は、「熱中症対策を行い安全な運動会にすること」を課題に、様々な工夫をしました。プログラムの見直し、終日開催の是非を検討する中で、昼食時間を早めに設定し、ゆとりをもたせた日程で実施しました。幸い全ての子どもが元気に活動できましたが、一方、「制約が増える中でも、子どもたちが運動会をもっと楽しめる方法はないだろうか」という意見も聞こえました。職員間で何度も検討した結果、子どもたちが思いっきり力を発揮するために10月に開催することを決め、今年度を迎えました。ところが、コロナ禍の今年度は、運動会が実施できるかどうかから検討せざるを得なくなりました。大きな声を出す応援や、身体的距離が近くなる演技はできません。密集する場面もなくさなければいけません。これまでのように多くの保護者・地域の方に子どもたちの生き生きと取り組む姿を見ていただくことも叶いません。教育の窓No.No.9999シリーズ 教育の窓シリーズ 教育の窓ピンチをピンチをチャンスに!チャンスに!~~やおリンピックやおリンピックinin和知小和知小~~和知小学校和知小学校

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