広報やおつ 令和4年9月号
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八百津町に流れる木曽川の川沿いには、B&G海洋センター艇庫があります。毎年夏になると、町内外の子どもから大人まで、マリンスポーツを楽しむ人でにぎわっています。また、木曽川でのマリンスポーツは30年以上にわたり受け継がれており、学校行事やスポーツ少年団行事など、夏季には欠かせないものとなっています。今年度も町内の小学生を対象として「サマースクール」を実施しました。カヌー、SUPボード(スタンドアップパドルボード)、バナナボートなどのマリンスポーツが楽しめる活動です。こんな体験活動ができるのも、この町の魅力の一つです。夏になると、川に限らず海や山など様々なレジャーを楽しまれる方が増えるとともに、事故も増えています。特に水難事故は、毎年多くの報道が見受けられます。そこで、八百津町教育委員会では水難事故防止を普及するため、各小学校で「水辺の安全教室」を実施しました。「水辺の安全教室」では、子どもたちが水辺に潜む危険性を知り、海や川で安全かつ楽しく活動できるよう、基本的な救助の要点や、もしも自分自身が溺れてしまったとき、溺れている人を見かけたとき、どのように対応すべきなのかを学びます。身近にあるペットボトルを使用した浮遊体験や救助用具を使わない背浮き体験も行いました。また、緊急時に慌てず対応できるよう指導者が実演を交えながら、「どこが良くなかったのか」「どうするべきだったのか」を子どもたちで考え、意見を出し合いました。この教室は、服を着たまま水中で活動します。多くの子どもたちは、「服がこんなに重くなるんだ」と泳ぎづらさを実感していました。今後もマリンスポーツや水辺の安全教室をとおして、子どもたちが水辺の楽しさと安全を学び、少しでも水難事故が防げるよう指導していきます。1.はじめに2.水辺の安全教室3.おわりに八百津町教育委員会水辺の楽しさ水辺の安全15No.116シリーズ 教育の窓

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