広報やおつ 令和4年11月号
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123456713「言うことを聞かない」にもいろいろあります子どもの状況に応じて、身の回りの環境を整えてみましょう乳幼児の場合は、危ないものに触れないようにするなど、「触っちゃダメ!」と叱らないでよい環境づくりを心がけましょう。子どもが困った行動をする場合は、子ども自身も困っていることがあります。子どもが自分でできるように教えてあげたり環境を整えてあげましょう。肯定文で分かりやすく、ときには一緒に、お手本に子どもの気持ちや考えに耳を傾けましょう子どもの成長・発達によって異なることもあります注意の方向を変えたり、やる気に働きかけてみましょう子どもはすぐに気持ちを切り替えるのが難しいこともあります。時間的に可能なら、待つことで子どもの気持ちや行動が変化するかもしれません。難しければ、場面を切り替えること(家から出て散歩をする等)で注意の方向を変えてみてもよいかもしれません。良いこと・できていることを、具体的に褒めましょう保護者の気をひきたい、子どもなりに考えがある、言われていることを子どもが理解できていない、体調が悪いなど、さまざまな理由があります。「イヤだ」というのは、子どもの気持ちです。こうした感情を持つこと自体はいけないことではありません。子どもに伝えるときは、「ここでは歩いてね」など、肯定文で何をすべきかを具体的に、また、穏やかに、より近づいて、落ち着いた声で伝えると、子どもに伝わりやすくなります。「一緒におもちゃを片付けよう」と共に行うことで、やり方を示したり教えたりすることもできます。○お問い合わせ先 教育課 子ども支援係 ☎43-0390(内線2514)保護者自身の工夫のポイント 否定的な感情が生じたときは、まずはその気持ちに気づき、認めることが大切です。そして、それは子どものことが原因なのか、自分の体調の悪さや忙しさ、孤独感など、自分自身のことが関係しているのかを振り返ってみると、気持ちが少し落ち着くことがあるかもしれません。 深呼吸して、気持ちを落ち着けたり、ゆっくり5秒数えたり、窓を開けて風にあたって気分転換するなど、少しでもストレスの解消につながりそうな、自分なりの工夫を見つけられると良いでしょう。相手に自分の気持ちや考えを受け止めてもらえたという体験によって、子どもは気持ちが落ち着いたり、大切にされていると感じたりします。子どもに問いかけたり、相談をしながら、どうしたらよいかを一緒に考えましょう。子どもの年齢や成長・発達の状況によって、できることとできないことがあります。それぞれの子どもによって成長・発達の状況にも差があることを理解しましょう。子ども自身が困難を抱えているときは、それに応じたケアが必要なこともあります。子どもの良い態度や行動を褒めることは、子どもにとって嬉しいだけでなく、自己肯定感を育むことにもなります。子どもの態度や行動を褒めるときは、何が良いのかを具体的に褒めると、子どもにより伝わりやすくなります。子育て中の方へ体罰によらない子育てのための体罰によらない子育てのための工夫のポイント工夫のポイント

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