広報やおつ 令和4年11月号
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八百津町立八百津小学校核として ①杉原千畝氏人道創作劇の上演八百津小学校では、平成18年度から、人道学習のまとめとして杉原千畝氏オリジナル人道創作劇「メノラの灯」を上演していました。上演11年目を迎えた平成タ2016」の出演依頼をきっかけに、岐阜清流プラザ総支配人、小島紀夫プロデューサーのもと、シナリオが一新された人道創作劇「イェフダーと七つの灯」が誕生しました。創作劇は、千畝氏の行動をただ紹介するのではなく、「千畝氏の決断や行動の裏にある思いや願い、その価値をしっかりと劇として伝えられるようにしよう」という思いをもって取り組んでいます。子どもたちの中には、5・6年になり、この劇に取り組めることに憧れをもっている子も多くいます。②八小思いやりプロジェクトびきあい活動」を位置付け、全校で活動します。主に3つのプロジェクトに子どもたちは取り組みます。◆プロジェクト1委員会や係活動で、「仲間のために自分ができること」を一人一人考え、活動します。仲間を思い活動する心を育てます。◆プロジェクト2仲間の良さを見つけ、カードに記入、掲示します。お互いに仲間の良さを見つけ合うことで、認め合い、尊重し合う心を育てます。◆プロジェクト3全校合唱として取り組んでいる「OMOIYARIの歌」を、手話を交え合唱します。誰にでも伝わる、伝える心を育てます。「千畝さんは、自分の安全を犠牲にしてまで6千人もの命を救いました。人としての生き方を、私も誇りに思います」「千畝さんみたいに、たくさんの人の命を救えなくても、一人一人が少しでも誰かのために行動することはできる、ということを伝えたいと思い、演じました」これは、本校で大切に取り組んでいる、杉原千畝氏人道創作劇を演じた子どもたちの言葉の一部です。本校では、杉原千畝氏の人道精神を受け継ぎ、「思いやりの心」を大切にした教育活動に力を入れています。この人道創作劇の取り組み・観劇は、子どもたちにとって、「人道」について考えるとてもいい機会になっています。ここでは、八百津小学校で実施している人道教育の代表的な取り組みを紹介します。今年度は、11月10日から「ひびきあい活動」を実施します。③人道の部屋の充実本校では、第3図書室と言われる「人道の部屋」を設置しています。この部屋には、千畝氏の功績や歩みを紹介する掲示物や書籍を置いたり、思いやりの心を育めるような絵本の紹介や、その感想などを掲示したりしています。子どもたちが人道について学び、交流し合う部屋でもあります。ご来校の際は、ぜひのぞいてみてください。「イェフダーと七つの灯」の劇中歌「君が明日と呼ぶものを」の歌詞の中に、「はじまりの種の一粒が というフレーズがあります。千畝氏が蒔いた「勇気ある行動と決断」「人道精神」という一粒の種が、八百津小の子どもたちの手によって受け継がれ、広まる。そんな八百津小の人道教育に誇りをもち、今後も大切にしていけたらと思います。9月の八百津町議会におきまして、潮見小学校との統合が議決されました。楽しく、安心して八百津小学校に登校できるように3月までに万全の準備を進めていきたいと思います。いつか森になる」1.はじめに2.人道教育3.おわりに14No.118シリーズ 教育の窓人道精神を昨年度は、「ありがとうの虹」と題して、仲間の良さ・感謝の言葉を掲示し、広め合いました。28年度には、「ふるさと教育岐阜フェス11月には「思いやり」をテーマに「ひ

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