広報やおつ 令和4年12月号
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もっと知ってほしい!八百津町教育委員会のこと「特別支援教育」1.はじめに2.「発達障がい」の種類は様々3.気になったら相談を4.八百津町の  「その子に合った学びの場」5.おわりに①特別支援学級一人一人の障がいの種類や特性などに配慮し、小・中学校に準じた教育を行う場です。指導内容によっては、通常の学級の児童生徒と一緒に学習や活動を行います。②通級指導教室通常の学級に在籍し、ほとんどの学習を在籍学級で行いながら、一人一人の児童生徒の困りごとや課題(言語活動、人との関わり、体の動き、学習など)に応じた特別な指導を受けます。困難さや課題の改善または克服するためなどの特別な指導を行い、週に1、2時間程度、通常の学級の授業の一部を抜けて指導を受けます。どの子も笑顔で健やかに育ってほしい。これは、みんなの願いです。「気になること」「心配なこと」は、発達障がいの診断を受けた子どもだけではありません。きっとどの子どもも、どの保護者も、日々の生活の中での「困りごと」をもっているのではないかと思います。子どもの困っていることを理解し、そこからよりよい関わり方を探っていきましょう。八百津町の特別支援教育は、障がいや発達につまずきのある児童生徒一人一人が、その障がいの状態、特性や発達段階などに応じて、きめ細やかな教育を受けることにより、自らのもっている力を伸ばしたり、引き出したりして、積極的に自立し社会参加できることを目指しています。気づいて認めてあげましょう!「子ども自身が困っていること」一般的に「落ち着きがなく、長時間座っていることができない」「書く・読む・計算など苦手なことがあり、学習につまずきを感じている」「人との関わりが苦手で、友達とのトラブルが多い」といったことがいわれますが、「困りごと」は子どもによって違います。 「発達障がい」という言葉をよく聞くようになりましたね。発達障がいは、見た目で判断できる障がいだけではあ・マイペースな行動が多く、指示に従えないりません。見た目では判断できない障がいの場合、子どもが困っていることが見落とされがちです。また、子どもは誰でも、人それぞれ特性をもっていますが、特性によっては、社会生活や学校での日常生活に支障をきたす場合があります。 「情報処理の仕方」や「覚え方」「物ごとの捉え方」の違いなどによって、様々な悩みを抱えることもあります。そういった特性で「困り」を感じる場合には、その子に合った学び方を身につける必要があります。特に、社会性・学習・コミュニケーションなどで、学び方の工夫が必要です。その子に合った学び方が身につくと?自分がこだわっていたことや、困っている原因が理解できると、高い能力を発揮することができます。特別な配慮を必要とする特性とは?気になるところはありませんか?小学校入学前・よく動き回り目が離せない・言葉をオウム返しする・言葉のキャッチボールが苦手・ひとりごっこ遊びが好き・落ち着きがなく集団行動がとれない・特定の物や事柄への興味が極端に強い・感覚が極端に敏感または鈍感・見る、聞く、触れることなどにおいて、・聞く、話す、読む、書く、計算する、・周囲の状況が理解できず不適切な行・暗黙のルールや接し方のルールがわ特定の刺激(大きな音)などが苦手など小学校入学後推論する、が苦手・落ち着きがない・注意力が散漫・片付けや整理が苦手・言葉通りの意味で受け取る・応用が利かない・友達とのトラブルが多い動や発言が多いからない前述のような様子は一例ですが、気になる様子があれば、ひとりで抱え込まずに相談してください。小・中学校には、特別支援コーディネーターがいます。特別支援コーディネーターは、関係機関との連携や、児童生徒・保護者の相談窓口などの役割を担っています。担任の先生に話をしてみましょう!また、令和4年度から、子育てや発達の相談に対応できるよう、教育委員会に子ども支援係が設置されました。相談しやすいところに、話をしてみてください。      8No.119シリーズ 教育の窓

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