44 「面積の求め方」のテーマでタブレットが使われていました。まずはタブレットに自分の考えをまとめます。タブレットを見せながら自分の考えを話し、考えが変わればタブレットで修正します。説明を聞いて分からないところは、相手のタブレットに直接書き込んで、どこが分からないかを伝えていました。 全体での発表では、先生のタブレットに考えを提出し、大型モニターで比較して見ることができます。自分と違った解き方を聞くことで、新しい視点に気付けます。人によって様々な解き方が出てくる問題では、タブレットを使った考えの共有が有効だと感じられます。◆それぞれの力を伸ばす AIドリルや学習アプリが一人一人の得意分野と苦手分野を分析することで、子どもたちそれぞれの力が最も伸びるような最適な学習ができています。◆自分の意見、みんなの意見を共有する モニターを使って子どもたちのタブレットの画面を映すことで、自分の考えをより簡単に、みんなで共有できるようになりました。また、他の意見を聞いて考えが変わった場合には、臨機応変にタブレット上で資料を修正するなどタブレットの良さを活かした授業が展開されています。さらに、タブレットで撮影した写真や動画を発表資料に組み込むことで、自分の考えを発表する際の表現の幅が広がりました。アプリを使うことで全員が同時に同じノートに考えを書き込めるようになり、活発な意見交換を促進しています。◆学びの場所・機会が広がる オンライン会議アプリを活用することで、通学が困難な場合でも、家にいながら授業を受けられます。また、学校にいながら世界中の人と交流ができるなど、子どもたちの学びの機会が増えました。◆学校・家庭・地域の連絡システム 学校と家庭、学校と地域の連絡システムを導入し、子どもたちの毎日の体調報告や文書の配布をデジタルでできるようになりました。また、このシステムで保護者へのアンケートも実施できるようになり、より密に連携が取れるようになりました。 「水の流れるはたらき」をテーマに実験をしました。実験前に、水が流れるとどこに砂が溜まり、どこが削られるか予想します。タブレット内にクラス全員が書き込めるノートを作り、予想を書き込みました。みんなの予想に自分の予想を付け足すなど、子どもたちと先生だけでなく、子ども同士の考えの共有の場としてタブレットが使われていることが感じられました。 実験結果の発表では、タブレットで撮影した水の流れの動画を使って、より自分の考えが伝わるように工夫していました。最後に実験前の予想、実験結果、発表資料をまとめて提出することで、タブレットがそのまま授業ノートの代わりとして活用できています。算 数授業での活用の様子学校全体の現状理 科
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