広報やおつ 令和5年3月号
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八百津町立八百津中学校いどむやりぬく思いやる1.はじめに2.いどむ①日常生活とつなげて「いどむ」3.やりぬくコロナ禍でも体験活動を「やりぬく」4.思いやる文化集会をとおして「思いやる」5.おわりに   ー八中体育祭ー②八百津高校とともに「いどむ」ー吹奏楽部ー八百津中学校は、学校教育目標「いどむ やりぬく を大切に生活しています。「日常の姿を磨くことは体育祭の成功につながる」と考え、日常生活の質の向上にこだわりました。整えられた教室、時間通りに始まる授業、静かに取り組む掃除など、日常の一つ一つが、体育祭に向けて集中して取り組む姿につな思いやる」のもと、日常がりました。今年の3年生には、制限のない体育祭を経験させてあげることは叶いませんでした。そんな中でも子どもたちは、自分たちのやるべきことを考え、体育祭成功のためにひたむきに取り組みました。子どもたちの成長や充実感は、制限のある中でも「何を考え、何をやったか」で感じることができるのだと、取り組む姿に教えられました。八百津高校との中高一貫教育の取り組みの一つに、八百津中吹奏楽部と八百津高校野球部との交流があります。昨年度までは、コロナの影響で実施できませんでしたが、今年度は再開することができました。7月9日㈯、大垣市北公園野球場で行われた八百津高校と岐阜東高校の試合で、吹奏楽部が応援をしました。熱戦が繰り広げられ、序盤の5点差を最終回には2点差まで追い上げました。残念ながら、6対8で八百津高校は敗れてしまいましたが、応援した子どもたちは、充実感あふれる様子で「楽しかった」と話していました。学校の時に奈良・京都の修学旅行に行けなかった2年生のために、研修先を奈良・京都にし、2年越しの修学旅行を実現させました。子どもたちは、法隆寺や東大寺の美しさに驚いたり、奈良公園の鹿に大騒ぎしたり、楽しく過ごしました。1年生は、八百津町を自転車で散策し、新丸山ダムと杉原千畝記念館を見学しました。見学地では話を熱心に聞き、道中では交通ルールを守り、感染対策をしながら実施しました。子どもにとって大切な活動は、コロナ禍でもやりぬきます。八百津中に合唱が帰ってきました。3年生の修学旅行は、コロナ禍でも安全に実施できるよう、昨年度作成したマニュアルを改善して行いました。また、小3年ぶりに文化集会が開かれ、どの学年も素晴らしい合唱をつくりあげました。2年生は、3年生の練習の姿を見て、自分たちの練習を高めようと呼びかけをしました。3年生は、2年生の変化に感心し、さらに練習を充実させるなど、学年を超えて高め合う姿がありました。また、歌うことが苦手な仲間の気持ちを理解し、ともに高め合おうと本気で寄り添う姿がありました。文化集会をとおして、仲間と心をあわせる難しさ、楽しさ、尊さを学びました。日常生活でも、心をあわせ、思いやる気持ちを大切にしていきます。近年、子どもをとりまく環境は激変し、学校教育も大きな影響を受けることがあります。しかし、どの子どもにとっても、中学校生活3年間は一度しかない大切な時間です。そのことを職員は肝に銘じ、コロナ禍の社会がどうであろうと、子どものためにやらなければならないことはやりきる、子どもの学びを決してとめない、「八百津中学校で学べてよかった」と思える教育活動を継続していく強い意志を持ち、日常を大切にしながら生徒と毎日向き合っています。12No.121シリーズ 教育の窓

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