広報やおつ 令和6年9月号
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集夢中で作るアートの世界ファミリーセンターの1階エレベーターの向かいにある『たんぽぽギャラリー』をご存じですか?町の親子教室(通称:たんぽぽ教室)に通う子どもたちが、伸び伸びと作ったアート作品が飾られているスペースです。このたんぽぽ教室では、子どもたちの心身の発達の支援を行っています。「色を塗るところを見せてあげる!」と絵の具を用意するのは、教室に通う小学生の子どもたちです。赤、青、黄色…カラフルな絵の具たちを皿に出して準備は万端。「今日は天気がいいから」と、ベランダで色塗りの仕方を披露してくれました。一人の子は、まずたっぷりと水を含んだ筆に色をとり、次に画用紙の上で絵の具を混ぜながら塗り広げます。筆づかいには迷いがなく、あっという間に5枚の画用紙が染まりました。最後はハサミで切り絵のように切り抜いて黒画用紙に貼れば完成です。同じものは一つとしてありません。もう一人の子は、春の花のような柔らかな色を作ってから、スポンジでスタンプ。「これはウサギ!青はスミレの花で、ピンクはサクラだよ」と教えてくれました。作品を生み出す喜びが、2人の笑顔にあふれていました。22▲教室内に飾られている風鈴も、一つひとつ子どもたちが制作しています。風が舞い込むと、柔らかな音を奏でて耳を楽しませてくれました。特

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