広報やおつ 令和7年7月号
19/32

今年度話題の大阪・関西万博ですが、八百津町からも出展や出演をしていることをご存じでしょうか?今回は、実際に現地で出展をされた、伊藤建具さん(久田見)にお話を伺いました。伊藤建具さんは、地元の木材を使用し、障子などの建具や家具の製作を手掛けている会社です。「ハヤブサ・ミュージアム」館内の家具類も、伊藤さんが作られたものです。伊藤さん「かんなで薄く削った木材を使用した、東濃ひのきの削り華『かんなくしゅ(写真:下段参照)』を作る、体験型ワークショップブースとして、1日出展をしました。参加者には、薄く削った木材(かんなくず)を花びらに見立てて割いてもらい、小さな造花のようにしてもらいました。香りや手触りを楽しんでいただき、自然に親しみをもっていただける出展となりました。参加された方からは、“香りに癒された”、“まるで本物のお花のようで楽しかった”というお声をいただき、笑顔があふれる素敵な時間となりました。今回の出展は岐阜県から依頼を受けたもので、ぎふ木育、という活動の一環でした。ぎふ木育では、子どもたちをはじめとするすべての人々が、木と触れ合い、親しむことから気づき・理解を得る段階的な取り組みを企画しています。みなさんにとって、森や木をもっと身近に感じてもらえると嬉しいです」元八百津町地域おこし協力隊 ラットさん町内小学校の子どもたちが7月6日に大阪・関西万博を訪れました !▼伊藤建具(久田見) 伊藤知美さん、伸幸さん (襟元のお花が万博での制作物)▲まるで本物の花のような『かんなくしゅ』 子どもたちはこれまでに、世界のつながりや未来社会への希望を考えるオンライン授業を受け、この日のために準備を進めてきました。当日は、駐日リトアニア大使からの招待を受け、リトアニア共和国「ナショナルデー記念式典」に出席。パビリオンの見学や、リトアニア語でのあいさつをスタッフに教えてもらいながら、他国の文化に触れるという、かけがえのない時間を過ごしました。参加した6年生の生徒は、「万博に来て、今のリトアニア共和国についてもっと知りたくなった」と話しました。 大学院時代の同級生からお声がけをいただき、ブルガリア館のサイン制作を担当いたしました。技術的にも時間的にも難しいプロジェクトではありましたが、関係者のみなさまと力を合わせ、無事に完成させることができました。 万博という、世界中の文化や創造性が集まる場に、自身の技術を通して関わることができ、大変光栄に思っております。19 広報やおつ No.642八百津町から大阪・関西万博へ

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る