<高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業>【健康福祉課 コラボ企画】健康測定会を開催!問□ 健康福祉課健康増進係(内線2561)町出身の医師、隂かげ山やま泰やす成なり氏より「健康長寿の秘訣」をテーマに講演会が開催されました。当日は朝から暑い日でしたが、100人を超える参加者で会場のきらり多目的ホールがいっぱいになりました。「健康長寿の秘訣」とは、何か?誰もが興味を持たれるテーマではないでしょうか。脳の病気と言われる認知症についてお話があり、なんと、2040年に65歳以上の方の40%が認知症またはその予備軍になる!衝撃の事実に驚かされました。みなさまは、認知症に段階があることをご存知でしょうか。正常な状態(健常者)と認知症の中間(境目)が「軽度認知障害」の期間です。この軽度認知障害の段階であれば、早期発見で回復・現状維持が可能なのだそうです。しかし、この段階を見逃すと初期認知症の段階に進み、その後は進行の一途です。現在、認知症を完全に治す方法は確立されていないため、健常レベルでの「予防意識」が大切!と訴えられました。認知症を予防するカギ、すなわち、「健康長寿の秘訣」は3つ。①自己の認知機能低下リスクを知る②歯科受診で口腔内ケアをする③年に一度は認知機能検査で早期発見するみなさま大変興味深く、終始真剣に聞かれていました。ユーモアを交えた話術に時折笑いがおきる、楽しくためになる講演でした。た健康と要介護の中間の状態※フレイル… 加齢に伴い心身の活力が低下しまた、筋力が低下している方には、フレイル※予防や転倒予防について注意喚起をするとともに、食事と活動の大切さをお伝えしました。きらりカフェコラボ企画として、健康測定会を開催しました。約3時間でしたが、参加者は60人を超える大盛況で、町民のみなさまの健康意識の高さをうかがうことができました。健康測定会では、握力や体組成を測定し、筋力や転倒と【健康測定実施者について】生活習慣病のリスクをチェックしました。測定結果をその場で理学療法士と保健師から個別に説明を受けることがで【測定結果からわかったこと】き、自分の健康について見直す機会となりました。測定値が良かった方に生活習慣を尋ねると「フラダンスをやっている」「家で歩く器具を使って運動している」「畑仕事をしている」などの回答があり、自分の健康に自信を持たれていました。■測定者数60人■年齢層50~90歳代■男性17人女性43人■肥満8.3%やせ13.3%■全身の筋力が低下しており、かつ骨がもろい人8.3% この方は、転んだら骨折するリスクが高いので要注意です。不安に思われる方は、健康福祉課にご相談ください。八百津町では、令和6年度から「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業」を実施しています。この事業は、後期高齢者が健康維持・フレイル予防に努め、住み慣れた地域で、自立した生活ができる期間を延伸することを目指しています。今後も、みなさまが集まる場に出向き、健康測定や相談会を開催してまいりますので、ぜひご参加ください。27測定結果説明の様子測定会の様子令和7年度第4回きらりカフェ広報やおつ No.643 講 演 会父97歳、母92歳夫婦そろって超健康‼健康長寿の秘訣を長寿研究者の息子が明かす!
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