広報やおつ 令和2年10月号
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7広報やおつ No.594しかしごみしかしごみ拾いはともか拾いはともかく、草刈りはく、草刈りはなかなか手軽なかなか手軽にできません。にできません。そこでより手そこでより手軽にできるの軽にできるのが「ポイ捨てが「ポイ捨て禁止の看板の禁止の看板の掃除」です。掃除」です。看板が立てられていてもポイ捨て看板が立てられていてもポイ捨てが起こる場所に共通しているのが、が起こる場所に共通しているのが、「看板が立てられてから時間がたち、「看板が立てられてから時間がたち、藻が生えていたり、壊れていたりし藻が生えていたり、壊れていたりしている」ことです。ている」ことです。このことによって、「看板は立てらこのことによって、「看板は立てられていても地域の人は見ていない=れていても地域の人は見ていない=見られていない」という気持ちが働見られていない」という気持ちが働いてしまうのです。そしてポイ捨ていてしまうのです。そしてポイ捨てが起こるのです。が起こるのです。看板をきれいにし、また新品に交看板をきれいにし、また新品に交換することで「地域の人たちが掃除換することで「地域の人たちが掃除をして目が行き届いている」場所だをして目が行き届いている」場所だと思わせることが重要です。と思わせることが重要です。((※ポイ捨て禁止の看板は役場水道※ポイ捨て禁止の看板は役場水道環境課で無料配布しています)環境課で無料配布しています)最後になりますが、ポイ捨てを防ぐには、「監視」ではなく「見られていると思わせること」が重要です。なぜなら、先ほど紹介した「とあなぜなら、先ほど紹介した「とある建物」の見張り台に、「見張り人」る建物」の見張り台に、「見張り人」は最初からほとんど誰もいなかったは最初からほとんど誰もいなかったのですから。のですから。昔、とあるところに、真ん中に見昔、とあるところに、真ん中に見張り台、その周りを、広場を挟んで張り台、その周りを、広場を挟んでドーナツのように円の形をした建物ドーナツのように円の形をした建物がありました。その建物には見張りがありました。その建物には見張り台から光が当てられており、「見張り台から光が当てられており、「見張り台から見られていると感じる」仕組台から見られていると感じる」仕組みになっています。みになっています。そのため、この建物にいる人たちそのため、この建物にいる人たちは何の問題も起こすことなく過ごしは何の問題も起こすことなく過ごしていました。ていました。なぜこんな建物とこんな仕組みが?なぜこんな建物とこんな仕組みが?なぜならこの見張り台を囲んでいなぜならこの見張り台を囲んでいる建物の中にいる人たちは、罪を犯る建物の中にいる人たちは、罪を犯した人たちだからです。した人たちだからです。さて、八百津町でポイ捨てがよくさて、八百津町でポイ捨てがよくされている場所の特徴は「家から離されている場所の特徴は「家から離れている、交通量が多い道路」です。れている、交通量が多い道路」です。これは他の町でも同じであると思いこれは他の町でも同じであると思います。ます。家から離れている場所であればポ家から離れている場所であればポイ捨ても見つかりにくく、「見られてイ捨ても見つかりにくく、「見られていない」という心理からポイ捨てがいない」という心理からポイ捨てが起きるのです。起きるのです。では「人の目がある」という意識をでは「人の目がある」という意識をポイ捨てする人に感じさせるには?ポイ捨てする人に感じさせるには?「ここは人の手が行き届いている。「ここは人の手が行き届いている。常に人の手で管理されている」と感常に人の手で管理されている」と感じさせることです。じさせることです。ごみ拾いや草刈りがそれに当てはごみ拾いや草刈りがそれに当てはまります。特に草刈りが行き届いたまります。特に草刈りが行き届いたところにポイ捨てしたとすると、捨てところにポイ捨てしたとすると、捨てたごみは隠れず、見えている状態になたごみは隠れず、見えている状態になり、捨てる側にためらいが生じます。り、捨てる側にためらいが生じます。全くごみがない場所に一つのごみ全くごみがない場所に一つのごみを捨てることに多くの人はためらうを捨てることに多くの人はためらうでしょう。でしょう。しかし、十のごみがある場所に一しかし、十のごみがある場所に一つのごみを捨てることは?つのごみを捨てることは?「みんながやっているから自分もい「みんながやっているから自分もいいだろう」という心が働き、捨てていだろう」という心が働き、捨ててしまうのです。しまうのです。この気持ちは日本人ならよく思いこの気持ちは日本人ならよく思い当たるかもしれません。当たるかもしれません。ごみがあるからごみが増える。「ごごみがあるからごみが増える。「ごみがごみを呼ぶ」という状態にしなみがごみを呼ぶ」という状態にしないことが大切です。いことが大切です。日ごろから、例えば散歩のとき、日ごろから、例えば散歩のとき、道路わきのごみをたった一つ、たっ道路わきのごみをたった一つ、たった一つでも拾っていただくだけで、た一つでも拾っていただくだけで、さらにごみが捨てられることは少なさらにごみが捨てられることは少なくなります。くなります。常日頃でも、気まぐれにでも構い常日頃でも、気まぐれにでも構いません。まずは一つ拾うというとこません。まずは一つ拾うというところから始めてみませんか。ろから始めてみませんか。「「八百津町に住み、最も素晴らしいと感じる八百津町に住み、最も素晴らしいと感じることは?」ことは?」以前、町民のみなさんにご参加いただい以前、町民のみなさんにご参加いただいたアンケート調査で、八百津町の一番の魅たアンケート調査で、八百津町の一番の魅力として「力として「自然が豊かで素晴らしいこと自然が豊かで素晴らしいこと」」が、最も多く回答されています。町内に移が、最も多く回答されています。町内に移住してきた方へのアンケートも同様でした。住してきた方へのアンケートも同様でした。まちのまちの一一番の魅力である『自然』を、どう番の魅力である『自然』を、どう守り、次の世代につなげてゆくか、私たち守り、次の世代につなげてゆくか、私たちは考えなければなりません。は考えなければなりません。八百津町は八百津町は88割が山林で占められている割が山林で占められていることから「自然が豊かなのは当たり前」と思ことから「自然が豊かなのは当たり前」と思われるかもしれません。われるかもしれません。しかし、山林は人が手を加えなければ、しかし、山林は人が手を加えなければ、あっという間に荒れ果ててしまいます。そあっという間に荒れ果ててしまいます。そして、手入れされていない自然が「災害」として、手入れされていない自然が「災害」という形で、私たちに「脅威」となって襲いかいう形で、私たちに「脅威」となって襲いかかることもあります。かることもあります。つまり「人の手がなければ人と共に生きつまり「人の手がなければ人と共に生きる自然環境は守ることができない」というる自然環境は守ることができない」ということなのです。ことなのです。ごみの不法投棄やポイ捨ても同じです。ごみの不法投棄やポイ捨ても同じです。みなさんの協力の上に、八百津町の自然環みなさんの協力の上に、八百津町の自然環境が保たれているというのは過言ではなく、境が保たれているというのは過言ではなく、感謝の念に堪えません。感謝の念に堪えません。しかし、残念ながら全てのポイ捨てをゼしかし、残念ながら全てのポイ捨てをゼロにすることはできません。ロにすることはできません。それでも、ポイ捨てを減らす方法はありそれでも、ポイ捨てを減らす方法はあります!ます!しかもたったしかもたった22つだけ。つだけ。それを「人の心」と絡めてご紹介します。それを「人の心」と絡めてご紹介します。ごみのポイ捨てはなぜ起きてしまうのかごみのポイ捨てはなぜ起きてしまうのか~人の心から考える~~人の心から考える~1.「みんながやってるから自分もやってしまおう」という心2.昔、とある建物のお話 ―みんなが見ているから―

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