八百津町へ行こう

「杉原千畝の名前の由来にもなった、 棚田などあふれる自然に囲まれた八百津でさまざまな 地元産品などをお楽しみください。

人道の丘公園

八百津町出身の元外交官杉原千畝(1900〜1986)が、第二次世界大戦の最中混乱と激動の欧州リトアニアの地において、自らの危険と困難を顧みず下した人間愛に満ちた勇気ある決断に対し、その功績を称え、後世に伝えるため記念公園として人道の丘公園を建設しました。公園は、杉原の生前の望郷の念から八百津の街が一望できる丸山ダムのほとり緑豊かな高台に位 置しています。近隣にはめい想の森、丸山ダム、旧八百津発電所資料館等もあり四季を通して多くの観光客で賑わい、周辺は新丸山ダム建設事業により大きく変貌しようとしています。

シンボルモニュメント

公園のシンボルであるモニュメントは“世界平和”をテーマに“平和を奏でるモニュメント”として八百津町から“世界に平和の光と音楽を”のメッセージを発信しています。

命のヴィザモニュメント

真実を見つめ、千畝が書き続けた幾枚もの『命のヴィザ』を重ね、希望の光りを反射させながら空へとのびていくモニュメント。千畝が教えてくれた「人間愛」の心が響くように、訪れる一人ひとりの手によって平和への鐘を世界へ、そして次世代へ向かって奏でてください。

子ども広場

アミューズメントゾーンには、カラフルな大型遊具や芝生広場があって家族連れにも人気があります。山々がまわりに見える眺望のいい公園で、のんびりとした休日が過ごせます。

八百津町の見どころ

蘇水峡

丸山ダムの下流にある名勝で、木曽三川三十六景のひとつにもなっています。木曽川の浸食でできた峡谷は高いところで百数十メートル。ため息の出るようなダイナミックさです。近くには町営宿泊施設蘇水峡山荘「ぷらら」(現在休館中)、全長10.5キロの蘇水峡ハイキングコースもあって、雄大な緑の中で時が過ぎるのも忘れてしまいそうです。

丸山ダム

昭和29年の春に完成した丸山ダムは、高さ98.2メートル、長さ260メートル、総貯水量7,952万トンに達する巨大なもの。発電はもちろん、洪水調節の役目も果たしているダムです。四季の美しさは群を抜く素晴らしさで、春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉には沢山の観光客が訪れます。また、鯉などの絶好の釣り場としても有名です。

五宝滝

五宝滝はちょっと珍しい三段の滝。一の滝が44メートル、二の滝は23メートル、三の滝が13メートルあって合計は80メートルにもおよびます。静かで穏やかなたたずまいは、清楚で優しい女性的な趣があります。ハイキングコースがあり、ここを歩けば3つの滝はもちろん、円明の滝、二天の滝も見物できます。円明、二天となると宮本武蔵ですが八百津の名刹大仙寺には武蔵伝説がしっかり残されています。

旧八百津発電所資料館

風格とモダンさの混じった外観がなんともいえず風雅。明治44年に建設された木曽川水系最古の発電所。建物は発電機のある棟と送電施設の棟が一体となっていてレンガ造りのモルタル塗り。送電棟の屋根は銅板菱ぶきになっています。岐阜県の産業文化財第1号の指定を受け、また国の重要文化財にも指定されています。なお、現在は資料館内部の公開を休止しています。

八百津まつり

毎年4月第2日曜日の本楽と前日の試楽の2日間、八百津の産土神(うぶすながみ)である大舩神社を中心として行われます。祭日には船を形どった山車3両(三輌を合わせるとみごとに一隻の舟の形に)がひき出され、町内を練り歩きます。美しく飾られた勇壮なだんじりは、 どっしりと重く大きなかけ声とともにひっぱられ、男達の巧みなテコ捌きで町並みを練り歩く姿は熱気にあふれ、別名「けんか祭り」とも呼ばれています。「八百津だんじり祭」は舟運で栄えたこの辺りの特徴を最も色濃く残す元禄年間(1688年から1704年)に始まった祭りです。中部地方でも他に類を見 ない規模のだんじりで、釘を使わず藤づるで豪快に締め上げられただんじりの組み立てを見るのも圧巻です。山車は町を練り歩き、見物人の中からは大きな歓声とどよめきが湧きおこります。

久田見まつり

4月第3日曜日の本楽は、久田見の氏神である神明・白鬚両神社で行われます。6両の絢爛豪華な山車が引き出され、それだけでも壮麗な眺めです。山車の上に設けられた舞台の上では、独創的な繰り人形劇がくり広げられます。その人形劇の動きの秘密は「糸切りからくり」という独特な技法と操作にあり、歴史的、芸術的な価値も評価されています。

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