更新日:2025年10月10日
人道の風にほころぶ笑顔の輪
「“人道のまち”やおつ」
八百津町は、長野県から伊勢湾に注ぐ大河「木曽川」の中間点、面積は128.8㎢、人口は約9,600人のまちで、外交官として多くのユダヤ人難民を救った杉原千畝氏の出身地として知られています。
私は、当町が有する歴史や自然、地理的条件などを生かした、産業振興や観光、交流に重点を置き、一人でも多くの方が八百津町を訪れていただき、一人でも多くの方に八百津町に住んでいただけるような人口減少対策を推し進め、今後さらに“まちの誇り”を育みながら、人口が減っても活力のあるまち、いつまでも住み続けたいまちを町民のみなさんと共に築いていけるような“まちづくり”を目指しています。
観光面では、高さ215mを誇る日本一のバンジージャンプ「岐阜バンジー」があり、北海道から沖縄までの大勢のみなさんが毎月平均650人から700人来町され、バンジージャンプを楽しんでおられます。近年では池井戸潤氏協力のもと始動した「ハヤブサプロジェクト」をはじめ、八百津町本町通りを歩行者天国としキッチンカーやマルシェなどが集う「やおつストリートフェスティバル」を開催するなど、関係人口の創出にも積極的に取り組んでいます。また、秋には町内産の栗を使用した「栗きんとん」が名物として広く知られており、例年9月の新栗解禁の時期には、町内外から多くの方々がその味を求めて来町されています。栗の栽培に関する講習会をはじめとした地域特産品のブランド力向上、地場産業の振興への取り組みにも力を入れています。
国際交流面では、杉原千畝氏の出身地として、2019年にリトアニア・カウナス市と友好協力を締結し、毎年中学生のカウナス・ポーランド派遣事業も続けています。さらに、20名の町民によるリトアニア派遣事業も3回実施し、リトアニア・カウナス市との友好協力の強化を進めています。
今後に向けては新たな取り組みとして、「脱炭素プロジェクト」を目指し、「究極のクリーンエネルギー水素社会」づくりを民間企業と共同で、太陽光発電や地元間伐材を利用した木質バイオマス発電等の再生可能エネルギーを用いた水素製造プラントの建設事業を進め2028年には工場建物が完成、翌年度から製造される水素の出荷が始まる予定です。この未来を創る「水素製造事業」の取り組みは、地域資源を生かした新たな産業による地域経済の活性化に大きく寄与するものと期待しています。
全国1,700市町村、うち町村は629あります。自治体の多くは、安定的な地方財源の確保と、健全な財政運営を進めています。地方財源は、少子高齢化による社会保障費の増大に加え、人件費の増、物価・金利の上昇により歳出が増加せざるを得ない状況であることから、これを支えるため地方税、地方交付税等の安定的な地方税財源の確保に努めることが必要です。当町はさまざまな事業を行うために借入をする債務残高について、借入額が返済額を上回らないよう健全な財政運営に取り組み、職員一丸となって町政を推進し、町民の“安全・安心”を第一に、第6次総合計画に掲げました「安らぎとにぎわいが織りなすやおつらしさを育むまち」の実現を目指して、粉骨砕身町政の推進に努めてまいります。
令和8年7月
八百津町長 金子政則