更新日:2019年3月4日
錦織綱場の画像その1
錦織綱場の画像その2
錦織綱場の画像その3
錦織綱場の画像その4
錦織綱場 (中央にあるのが地方役所跡)
流れ着いた木材
出発直前の筏師たち
綱場解説看板と地方役所跡に立つクロガネモチ木(町天然記念物)

錦織綱場の開設年代は鎌倉時代に起源すると言われ、足利時代の永正年間には、錦織村河上綱場、筏場の両役所があって通関税および使用料を取り立てていたという記録がある。

この綱場が、本格的に運用されるようになったのは、尾張藩が木曽の山林および木曽川の運材の権利を領有するようになってからであり、寛文五年(1665年)には、ここに地方役所が設けられ、 奉行以下役人138名が常駐していた。

木曽の山から伐り出された材木は、一本一本木曽川を狩り下げ、ここで初めて筏に組まれ、犬山・名古屋方面へと流送された。年間三十万本もの単材が筏に組まれ、通常秋の彼岸から春の彼岸まで筏流しが行われた。

現在、天然記念物「クロガネモチの木」が立っているところが、地方役所跡である。 

「錦織綱場~木曽川筏流送の歴史」

1冊1,000円にて、教育委員会で発売中です
錦織綱場~木曽川筏流送の歴史の本の画像