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汚泥肥料中のPFASについて New!

PFASとは

 有機フッ素化合物のうちペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物を総称した呼び方で、1万種以上の物質があるとされています。PFASの中でもPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は幅広い用途で使用されてきました。これらの物質は、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、国内での規制やリスク管理に関する取り組みが進められています。

 

汚泥肥料のPFAS

 汚泥肥料中のPFASについては科学的知見が少なく、現在基準値は定められておりません。2024年6月に内閣府食品安全委員会において、PFASの食品健康影響評価が取りまとめられ、PFOSおよびPFOAのそれぞれについて、耐容一日摂取量(TDI:人が一生涯にわたって毎日摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される一日あたりの摂取量)を、20ng/kg 体重/日 と定めています。これは250μg/kgの汚泥肥料を、長期間連用した圃場で生産された農作物を毎日食べ続けても、現在得られている知見から上記TDIを超過することはないとされています。

 

久田見浄化センターで生産される汚泥肥料(やっぴー)について

  • 分析結果(採取:令和7年9月)

 PFOSおよびPFOA含有量 3.7μg/kg

 農林水産省が公表している「汚泥肥料中のPFOSおよびPFOAについて」内の、(2)現時点での考え方 に照らした場合、含有量は非常に低く、やっぴーを使用することにより人体への影響はないと判断し、従前どおり配布を継続いたします。

 

農林水産省「汚泥肥料中のPFOSおよびPFOAについて」は、下記をご参照ください。

汚泥肥料中のPFOSおよびPFOAについて(pdf形式)

「現地点での考え方」に係る補足説明資料(pdf形式)

 

PFASに関する詳しい情報については、環境省や農林水産省のホームページをご覧ください。

外部サイト:有機フッ素化合物(PFAS)について:環境省

外部サイト:食品中のPFASに関する情報:農林水産省