更新日:2016年7月29日

倒れている人を発見したとき

 

1.周囲の安全を確認します。

  • 周囲の交通状況などを確認します。

2.倒れている人の肩を叩きながら呼びかけをします。

  • 『わかりますか?大丈夫ですか?』
応急手当の画像その1
 

 

 

 

 

意識があるとき

  • 勇気付けるなどして、患者の精神的ショックを和らげ、体をできるだけ楽にします。

意識がないとき

  • 胸の膨らみを見て呼吸を目視で確認して、人工呼吸と心臓マッサージ(胸骨圧迫)を行います。

人工呼吸の行い方

1.気道を確保し、鼻をつまむ

  • 額を手で押さえ、手の親指と人差し指で傷病者の鼻をつまみ、鼻の穴をふさぎます。

2.口をすべて覆う

  • 自らの口を傷病者の口より大きく開け、傷病者の口をすべて覆って、呼気が漏れないよう密着させます。

3.胸の上がりが見える程度に2回吹き込む。

  • 胸を見ながら、胸の上がりが見える程度の量を約1秒かけ静かに2回吹き込みます。
応急手当の画像その3

心臓マッサージ(胸骨圧迫)の行い方

圧迫位置

  • 心臓は胸の中心にある胸骨の裏で、やや左側に寄った位置にありますが、圧迫位置は胸骨の真上になります。

心臓マッサージ(胸骨圧迫)要領

  • 十分な強さと、十分な速さで、絶え間なく胸骨を圧迫することが最も大切です。

圧迫の強さは胸が約5cm沈むまでしっかり圧迫します。

圧迫のテンポは、1分間に100~120回です。

  • 胸骨圧迫を30回行うことは目標であり、必ずしも厳密に30回圧迫しなくても構いません。
応急手当の画像その4

 

骨折の手当て

応急手当の画像その5
  • 局所にむくみが出るので、局所の圧迫物を取り除きます。
  • 局所の安定を保つ為に、副木を当てる。副木は、板・靴べら・杖・傘など、身近なあり合わせの物も使用できます。
  • 固定したら、骨折部を高く保ち、安静にして救護を待ちます。
 
 
 
 

やけどの手当て

応急手当の画像その6
  • やけどをした部分を素早く、十分に冷やします。
  • 衣服は無理に脱がさず、水を流して冷やしながら、はさみで衣服を切り開きさらに冷やし続けます。
  • 水ぶくれは破らないように気をつけ、薬などは一切塗らないように注意します。

 

出血の手当て

  • 出血部位をガーゼやタオルなどで直接強く圧迫して出血を止めます。
  • 出血部位を押さえる材料は清潔であること、出血部位を十分に覆うことができる大きさがあることがポイントです。
応急手当の画像その7

備えておきたい応急手当用品

 三角巾、滅菌ガーゼ、ばんそうこう、包帯、はさみ、ピンセット消毒用石けん、創面消毒薬、安全ピン