更新日:2016年7月29日
当町には可茂消防事務組合の出張所があり、救急車、消防車、軽広報車が配備されています。
しかし、3台が動けるのではなく、勤務する職員の人数では救急車か消防車のどちらかしか出動できません。
また、遠い地区では救急車が到着するまでに30分近くかかる場所も多くあり、その後の処置や搬送、回送を行うと長時間かかることがあります。その間の救急要請は、近隣の消防署から出動しますので、到着にさらに時間を要することになります。
症状が「すぐにも命にかかわるのか・・・」動揺のあまり自分で行ける軽微な症状なのに、119番通報してしまうこともあるかもしれません。しかし、明らかに緊急性がない要請によって、生命に危険のある傷病者のもとへ救急車がすぐに向かえない状況もあることを知っていただき、救急車の適性利用にご協力をお願いします。
119番通報する前に、今一度、「緊急性があるのか?」ということを、落ちついて考え、一人でも多くの命を救える社会づくりに協力し合いましょう。
ただし、「これくらい大丈夫だ」「こんなのいつもとかわらない」という判断は危険です。症状、傷病者の様子、事故の状況などで、急いで病院へ連れて行ったほうが良いと思ったときには、迷わず119番通報もしくは、かかりつけ医に相談をしてください。
重い症状 (落ち着いて119番通報)
- 呼吸・意識がない
- 呼吸困難
- 激しい胸痛、頭痛、腹痛、麻痺やしびれが出ている
- やけどの範囲が広い
- 出血が激しく止まらない
- 頭を強く打った
- 骨が折れているようだ
- 吐血や下血がある
- けいれんが続いている
その他の症状 (本当に救急車が必要でしょうか)
- 風邪をひいた
- 微熱が続く
- 寒気がする
- 腰が痛む
- 足をひねった
- 手や指などを切った
※その他の症状が必ずしも軽い症状であるとはいえませんので、病院での診療をおすすめします。
※近くの病院が分からないといって、病院を探すのに119番に電話をかけるのは、絶対にやめましょう。
※いざという場合に備え、普段から「昼間、夜間や休日などの医療機関」の調べ方を知っておきましょう。